STAAD.Pro Help

STAADコマンドのテクニカルリファレンス

本節では、STAADエンジンによって読み取られるSTAAD入力ファイルの作成に使用するSTAAD.Proコマンドの詳細について説明します。

注記: 本節は、以前は『テクニカルリファレンスマニュアル』の5節として含まれていました。便宜上、そのマニュアルの節番号は、ここでは章番号の"5."の代わりに"TR."を使用して維持されています。

はじめに

通常、すべての入力設定、およびすべての出力レポートと表示を作成するためには、STAAD.Proのグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)が使用されます。これらの構造モデルと解析の入力設定は、STAAD入力ファイル(拡張子が.STDのテキストファイル)に保存されます。GUI上から既存のモデルファイルを開くと、必要なすべての情報がSTAAD入力ファイルから読み込まれます。このSTAAD入力ファイルを編集または作成すると、GUIと解析エンジンの両方にその変更が反映されます。

STAAD入力ファイルはSTAAD解析"エンジン"によって処理され、作成された結果が複数のファイル(ファイル拡張子はANLBMDTMHなど)に保存されます。STAAD解析テキストファイル(ファイル拡張子.ANL)は、本マニュアルの仕様によって作成された印刷可能な出力を含みます。他のファイルは、ポスト処理モードで使用される結果(変位、メンバー/要素力、モード形状、断面力/モーメント/変位など)を含みます。