STAAD.Pro Help

P. 地震ワークフローの使用

Eurocode 8に従って形状チェックを実行するには、まず定義された床の質量中心をSTAAD.Proによって計算する必要があります。これは、応答スペクトル荷重の設定によって実現されます。

設計と構造性能評価についてEurocodeに規定されるすべての解析方法は、次に示すように、STAAD.Proではすべて利用できます。
  • 線形モード応答スペクトル解析(EC8応答スペクトル荷重と組み合わせて使用される線形弾性解析)
  • 静的非線形解析(プッシュオーバー解析)
  • 動的非線形解析(時刻歴解析)
注記: EC8応答スペクトル荷重を使用するためには、線形モード応答スペクトル解析を使用する必要があります。関連する形状チェックを実行するのに必要な質量中心の位置を特定する必要があります。

解析時には、要素剛性によってすべてのメンバーに荷重が分配されます。このため、Eurocode 8用にすべてのメンバーが"primary seismic"エレメントであると仮定されます。

注記: Eurocode 8に従ってさらにチェック、設計などの詳細な検討を行うには、モデルにおいてEC8応答スペクトル荷重を設定する必要があります。