この一連のチェックにより、構造の剛性特性がEC 8の推奨セットに適合しているかを判断することができます。この実装では、次のことを行います。
- 各床の質量中心と剛性中心をグラフィカルに表示して、複数の固有な偏心とそれらの建物高さ方向の変化を示します。
- 全層の各方向の全体剛性を計算し、2方向の剛性比を与えます。これは、剛性は両方向に同様であるべきとするEC8の条件に構造が適合しているかを判断する助けになります。
- 構造内の柔層の存在をチェックし、それらをGUIでハイライト表示します。柔層は、特定方向の剛性がその上の層の剛性の70%未満である層と定義されます。
注記: 主に構造内の鉛直要素によって地震荷重に抵抗するので、ある層の特定方向の全剛性を算出する際には、鉛直要素のみの剛性が考慮されます。