MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

RPCファイルの操作

RPCセルを配置および編集するためのツールは、「RPCツール」ツールボックスに含まれています。

RPCファイルのプロパティ

選択したRPCファイルのプロパティとプレビューは、設定値ウィンドウの左下隅にある「RPCプロパティを表示」ボタンをクリックして、「RPCセルを配置」および「RPCセルを編集」の両方のツールに表示できます。

次のプロパティが表示されます。

  • 画像- 水平リングに格納されている画像数。
  • フレーム- 各画像に格納されている時間間隔数。
  • リング- 格納されている水平リング数。各リングは、特定の仰角からのオブジェクトの一連の画像です。
  • 画像サイズ- 各画像のサイズ(幅、高さ)をピクセルで表します。
  • オブジェクトサイズ- 実際のオブジェクトのサイズ(幅、高さ)を主単位で表します。
  • 進行- オブジェクトがモーションの各ループで移動に必要な距離をインチで表します。
  • ループ時間- 各モーションのループの経過時間を秒で表します。

RPCセルのカスタマイズ設定

RPCセルがカスタマイズ可能な場合、AutomobilesやOffice ClutterなどのRPC 3.0コンテンツと同様、「カスタマイズ」ボタンが有効になります。このボタンをクリックすると「RPCをカスタマイズ」ダイアログボックスが開き、そのRPCセルで使用できるさまざまなオプションを編集できます。

「RPCをカスタマイズ」ダイアログボックスの設定を使用する場合、次の制約があります。

  • 投影の反射(反射のレンダリングとは関係のない)は無視されますが、RPC MODELキー入力コマンドによってグローバルに制御されます。
  • 速度(自動車のハンドルの回転を制御)は現在サポートされていません。
  • ジッターは常に無視され、無効になります。
  • 高さは、「RPCをカスタマイズ」ダイアログボックスからではなく、RPCツール設定値ウィンドウでのみ修正してください。

RPCファイルのアニメーション化

歩く人々を含むRPCセルをアクターに含めて、アニメーション中にRPCセルを移動させることができます。アニメーション化されたRPCファイルには、アニメーションの秒ごとに30フレーム含まれます。次の式を使用して、アニメーション全体でRPCセルを移動させる総距離をインチで計算できます。

フレームごとの距離 = 進行 / (30 * ループ時間)

距離 = アニメーションのフレーム数 * フレームごとの距離

指定項目アニメーションのフレーム数は、アニメーションのフレーム総数です。

アニメーション化のために、その他のアニメーション化されたRPCファイル(噴水や2.5Dの人々など)をアクターとして定義する必要はありません。

注記: アニメーションを記録する場合、「フレーム間のパターン/バンプマップを消去」はRPCセルに適用されません。これらは常に、レンダリングのたびに消去されます。
注記: 速度設定(RPC 3.0コンテンツのアニメーション用)は、現在サポートされていません。

RPCセルを使用する際の注意点

  • RPCファイルのカタログとサンプルファイルは、ArchVision Webサイト(www.archvision.com)から入手できます。