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TR.31.6 参照荷重タイプの定義

それ自体での解析は必要なく、単に主荷重ケースの構成要素である複数の荷重ケースを、大きなモデルに含ませることができます。このため、参照荷重をこの目的のために定義可能です。これは、REPEAT LOADコマンド(「TR.32.11 繰り返し荷重の設定」を参照)に似ていますが、それ自体は解析されないという利点が付与されます。 

これは実際の荷重ケースを荷重ケースの定義に似たものに変換します。参照荷重は、荷重ケース内で呼び出されるときにだけ解かれます。好きなだけ多くの荷重ケースを定義して、限られた数の"実際の"荷重ケースだけを解くようにプログラムに指示することによって、評価結果の量を制限できるという利点があります。 

有効な荷重ケースにおける参照荷重情報の設定手順については、「TR.33 参照荷重ケース - 応用」を参照してください。

一般的な書式

DEFINE REFERENCE LOADS
LOAD R(i) LOADTYPE (type) TITLE load_title 
(Load items)
END DEFINE REFERENCE LOADS

DEFINE REFERENCE LOADS 
LOAD R1 LOADTYPE Dead TITLE REF DEAD  
SELFWEIGHT Y -1 
JOINT LOAD 
4071 4083 4245 4257 FY -4.04 
4090 FY -0.64 
ELEMENT LOAD 
378 TO 379 406 TO 410 422 TO 426 PR GY -1.44 
MEMBER LOAD 
5006 TO 5229 UNI GY -0.64 
PMEMBER LOAD 
1 TRAP GY -0.347 -0.254 35.5 42 
LOAD R2 LOADTYPE Live TITLE REF LIVE  
JOINT LOAD 
4209 FY -6.63 
4071 4083 4245 4257 FY -1.71 
LOAD R3 LOADTYPE Snow TITLE REF SNOW  
JOINT LOAD 
4109 FY -8.69 
4071 4083 4245 4257 FY -3.29 
LOAD R4 LOADTYPE Soil TITLE REF SOIL  
ELEMENT LOAD 
1367 TO 1394 1396 1398 1522 1539 TO 1574 - 
1575 TRAP JT -0.78 -0.78 -0.719167 -0.719167 
LOAD R4 LOADTYPE mass TITLE Mass Model 
SELFWEIGHT X 1 
SELFWEIGHT Y 1 
SELFWEIGHT Z 1 
JOINT LOAD 
17 TO 48 FY -2.5 
49 TO 64 FY -1.25 
END DEFINE REFERENCE LOADS

参照荷重を使用した質量のモデリング

MASSタイプの参照荷重ケースを作成し、それを使用してすべての動的解析(地震、応答スペクトル、時刻歴など)に使用する構造の質量を定義することができます。一部の解析手法では、SELFWEIGHTMEMBER WEIGHTJOINT WEIGHTなどの形式で解析ごとに個別の重量テーブルを作成する必要があり、同じ情報の繰り返しになります。LOADTYPE MASSを使用すると、データ入力の繰り返しが減り、手動で重量テーブルを作成する必要がなくなります。

この方法を使用した質量モデルは、一度定義すればすべての動的解析に使用されます。

LOADTYPE MASSがなく、対応する地震または動的解析荷重ケースで質量が定義されていない場合、質量がないことを示すエラーが報告されます。 地震荷重定義、応答スペクトル定義、または時刻歴荷重定義で質量テーブルが提供されている場合、REF LOAD TYPE MASSで生成される質量モデルの代わりに、その質量テーブルがそれらの荷重の解析に限定して使用されます。地震、応答スペクトル、または時刻歴の個々の荷重定義で質量が定義されていない場合は、その地震または動的荷重ケースの解析に質量参照荷重ケースが使用されます。