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TR.33 参照荷重ケース - 応用

このトピックでは、実際の荷重ケースで定義済みの参照荷重タイプを使用する方法について説明します。

参照荷重の定義については、「TR.31.6 参照荷重タイプの定義」を参照してください。

一般的な書式

主荷重ケースの参照荷重の参照形式は次のとおりです。

LOAD j (LOADTYPE type) load_title 
REFERENCE LOAD
Ri Fi (Rk Fk) … 
注記: 参照荷重定義は、主荷重ケースに加えて、繰り返し荷重ケースやNotional荷重ケースでも使用できます。

指定項目:

Parameter説明
Ri、Rk 現在の主荷重ケース、繰り返し荷重ケース、またはNotional荷重ケースに使用される参照荷重。
FiFk 対応する荷重ケースに使用される荷重倍率

例1:主荷重ケースでの参照荷重の使用

任意の荷重ケースでの参照荷重の適用は、参照荷重の定義に従います。

DEFINE REFERENCE LOADS
LOAD R1 LOADTYPE Dead TITLE REF DL
   <load items> 
END DEFINE REFERENCE LOADS
⋮
LOAD 1 LOADTYPE Dead TITLE Factored DL
REFERENCE LOAD 
R1 1.2

参照荷重は、同じ主荷重ケース内の他の荷重項目と組み合わせることができます。

LOAD 2 LOADTYPE None TITLE D+H
REFERENCE LOAD
R1 1.0 R4 1.0 
ELEMENT LOAD
1212 1267 TRAP GY JT -0.54 -0.44 -0.44 -0.54.

例2:繰り返し荷重とともに参照荷重を使用

参照荷重は、同じ主荷重ケース内の繰り返し荷重と組み合わせることができます。

DEFINE REFERENCE LOADS
LOAD R1 LOADTYPE Dead TITLE REF DL
   <load items>
END DEFINE REFERENCE LOADS
⋮
LOAD 1
   <load items>
LOAD 2
REPEAT LOAD
1 1.2
REFERENCE LOAD
R1 1.2