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A. 柔層および地震コードの不規則性をチェックするには

固定ダイアフラム構造に柔層やその他の地震コードの不規則性がないかを確認するには、次の手順に従います。

注記: 柔層チェックと平面の不規則性は、剛床ダイアフラム定義を持つ構造に適用できます。「 M.床ダイアフラムにノードを割り当てるには」を参照してください。
CHECK SOFT STORYオプションをFLOOR DIAPHRAGMコマンドセットに追加して、IS 1893 2002、IS 1893 2016、またはASCE 7-05コードごとに柔層をチェックすることができます。CHECK IRREGULARITIESコマンドを追加して、IS 1893 2016コードまたはASCE 7-05/10/16コードの平面の不規則性をチェックすることができます。
ヒント: 地震ワークフローを使用し、EC8に従って平面や垂直方向の不規則性、構造剛性を確認できます。
  1. 「解析と設計」リボンタブで、「解析データ」グループの「その他のコマンド」 > 「床ダイアフラムオプション」ツールの順に選択します。 「床ダイアフラムオプション」ダイアログが開きます。
  2. 地震チェックを実行する際に適用される建築基準を選択します。

    IS1893 2002

    または

    IS1893 2016

    または

    ASCE7-05/10/16

  3. このチェックを実行するには、「柔層をチェック」オプションをオンにします。
  4. (IS 1893 - 2016またはASCE 7のみ)平面やその他の垂直方向の不規則性をチェックするには、「不規則性をチェック」オプションをオンにします。

    2016年版IS 1893については、表5に従って水平方向の不規則性(ねじりおよび凹角コーナー)をチェックし、表6に従って垂直方向の不規則性(質量の不規則性および不規則モードの振動)をチェックすることができます。

    ASCE 7-05/10/16については、水平方向の不規則性(ねじりおよび凹角コーナー)と垂直方向の不規則性(質量)をチェックすることができます。このコードでは、不規則モードの振動は考慮されません。

  5. (オプション) 構造物の基礎が構造物で定義されている最小の全体座標系Y座標でない場合は、「底面画層」オプションをオンにし、隣接するフィールドに構造物の基礎の高さを入力します。
  6. 「追加」をクリックします。
注記: さらに、層変形の計算または柔層のチェックに使用される層剛性は、「解析結果印刷コマンド」セクションにPRINT STORY STIFFNESSコマンドを含めることで、STAAD.Proの出力に追加できます。