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TR.32.4 面荷重、1方向荷重、および床荷重の設定

これらのコマンドは、はりメンバーに囲まれる領域への載荷を設定するために使用され、プログラムは、荷重を周囲のはり上に1方向、または2方向に分配します。ほとんどの場合、スラブのように荷重を伝達するエンティティが構造モデルの一部ではないときに使用されます。AREA LOAD、またはONEWAY LOADは1方向分配に使用され、FLOOR LOADは2方向分配に使用されます。次の方法で使用される3つのコマンドがあります。

面荷重
プログラムは、短いスパンの方向を決定し、その方向のはりに載荷します。このコマンドは、閉じたループを定義するはりに圧力荷重を分配するために使用されます。
床荷重
このコマンドは、荷重の2方向分配を仮定して、閉じたループを定義するすべてのはりに圧力荷重を分配するために使用されます。
1方向荷重
このコマンドはAREA LOADコマンドに似ていますが、FLOOR LOADコマンドと同様に、プログラムがはりによって閉じたループを探すための領域を定義し、また、スパンの方向を定義するオプションを持っています。このコマンドは、FLOOR LOADコマンドにおいて定義される主要な内容の発展ですが、荷重は1方向に定義されます。

活荷重の低減

床荷重と1方向荷重は、減少として指定されている活荷重ケースに含まれている場合、IBC 2000の1607節に従って低減することができます。次のルールが実装されています。

  • 低減は、載荷面が150 ft2を超えるメンバー上の活荷重にのみ適用されます。
  • 100 psfを超える活荷重は低減されません。
  • 活荷重の低減(パーセント)は= 0.08×(Atrib - 150)であり、1つのレベルのみの荷重を負担するメンバーについては、低減量は最大で40%になります。
注記: 活荷重の低減を面荷重に対して使用することはできません