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TR.32.4.1 面荷重の設定

閉じたループを定義するはりに圧力荷重を分配するために使用されます。プログラムは、短いスパンの方向を決定し、その方向のはりに載荷します。

注記: AREA LOADコマンドは廃止されました。代わりに、ONEWAY LOADコマンドまたはFLOOR LOADコマンドを使用してください。

一般的な書式

AREA LOAD
memb-list ALOAD f1 { GX | GY | GZ }

指定項目:

Parameter説明
f1 面荷重の値(重量/長さの2乗の単位)。全体座標の方向が省略されると、この荷重は、ローカルy軸の正の方向に沿って作用します[床解析のメンバーに対しては、ローカルy軸の方向は、ほとんどのケースにおいて全体座標の鉛直軸に一致します]。全体方向が含まれる場合、荷重はその方向に作用します。計算される荷重の大きさは、正のローカルy軸が選択される場合と同様です(詳細については、「G.15.3 Area, One-way, and Floor Loads」を参照してください)。
注記: 面荷重は、MEMBER CABLEMEMBER TRUSS、またはMEMBER TENSIONとして宣言されるメンバーに対して設定されてはいけません。

AREA LOAD
2 4 TO 8 A LOAD - 0.250
12 16 ALOAD -.0500

注記

  1. 構造物は、特定の全体軸が床面に垂直を維持するようにモデル化される必要があります。
  2. FLOOR LOAD設定に対しては、荷重の2方向の分配が考慮されます。ONEWAYおよびAREA LOADの設定に対しては、1方向の作用が考慮されます。ONE WAY荷重に対しては、プログラムは、荷重生成の目的で、パネル内の短辺方向を見つけようとします。そのため、パネルが正方形の場合、それらのパネルに対して荷重は生成されません。そのようなパネルに対しては、FLOOR LOADタイプを使用してください。
  3. 全体水平方向のオプション(GXとGZ)により、周期計算用の質量マトリックスのために、AREA LOAD、ONEWAY LOAD、およびFLOOR LOADを考慮可能となります。