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「DWG/DXFとして保存オプション」の「再マップ」タブ

アクティブファイルをDWG/DXFファイルに保存するときに、要素のパラメータ(画層、線属性、フォント、セル名など)が、異なる値にどのように再マップされるかを制御します。たとえば、アクティブファイルの画層"Space Plan"にある要素を、DWGファイルの"Space Planning"という画層に再マップすることができます。

「ファイル」 > 「名前を付けて保存」の順に選択して、「ファイルの種類」の一覧から「AutoCADデザインファイル(*.dwg)」を選択し、「オプション」ボタンをクリックして「再マップ」タブをクリックすると開きます。

現在のDGNファイルには、AutoCADファイルよりも多くの線種がサポートされているため、再マップは、DWG/DXFファイルへの保存時に特に有用です。再マップにより、異なるタイプのファイル間の相違をどのように処理するかを決めることができます。

要素パラメータを再マップするには、再マップテーブルを使用します。このテーブルは、スプレッドシートプログラムに組み込まれたマクロにより生成されるCSV(カンマ区切り値)ファイルに保存されます。

再マップ設定の変更は、DWG設定に保存されます。そのため、次回、「DWGとして保存」を実行したときは、直前の再マップ設定が復元されます。



「DWG/DXFとして保存オプション」ダイアログボックスの「再マップ」タブを使用すると、Microsoft Excelスプレッドシートプログラムを使って再マップテーブルを作成したり編集したりすることができます。また、ファイルの保存時に再マップテーブルのどのセクションを使用するかを制御することもできます。

再マップの詳細については、「他のファイルフォーマットへのデータの再マップ」を参照してください。

設定説明
CSV ファイル 要素パラメータの再マップに使用されるCSV(カンマ区切り値)ファイルを表示します。
CSV再マップファイルを参照(アイコン) 「再マップCSVファイルを選択」ダイアログボックスが開きます。ここから、使用するCSVファイルを選択することができます。このダイアログボックスのコントロールは、「開く」ダイアログボックスのコントロールと似ています。
CSV再マップファイルを編集(アイコン) 選択したCSV再マップファイルを、Microsoft Excelのスプレッドシートとして開きます。再マップファイルには、再マップ可能なパラメータの各タイプ(画層、色、線幅、線種、フォント、セル名)に対応するワークシートが含まれています。各ワークシートは、CSVファイルのセクションを表しています。

スプレッドシートを編集するには、該当するワークシート(「Colors」など)を選択します。ワークシートの最初の列で(「Color」など)、再マップの対象となる値を入力または編集します。同じ行で、DWGの出力列に新しい値を入力または編集します(「DWGOutputColor」など)。

CSV再マップファイルを作成(アイコン) 「再マップCSVファイルを作成」ダイアログボックスが開きます。ここから、新規CSV再マップファイルの名前を入力することができます。このダイアログボックスのコントロールは、「名前を付けて保存」ダイアログボックスのコントロールと似ています。

「OK」をクリックすると、新しいCSV再マップファイルが、Microsoft Excelのスプレッドシートとして開きます。再マップファイルには、再マップ可能なパラメータの各タイプ(画層、色、線幅、線種、フォント、セル名)に対応するワークシートが含まれています。各ワークシートは、CSVファイルのセクションを表しています。

スプレッドシートにデータを入力するには、該当するワークシート(「Colors」など)を選択します。ワークシートの最初の列に(「Colors」など)、再マップの対象となる値を入力します。同じ行で、DWGの出力列に新しい値を入力します(「DWGOutputColor」など)。

スプレッドシートの使用法の詳細については、「再マップ修飾子の使用」を参照してください。

画層マップを適用 オンの場合は、開いているファイルをDWG/DXFファイルに保存するときに、CSV再マップファイルからの画層マッピングを適用します。このチェックボックスは、CSVファイルの「Levels」セクションにデータが存在しない場合は無効です。
フォントマップを適用 オンの場合は、開いているファイルをDWG/DXFファイルに保存するときに、CSV再マップファイルからのフォントマッピングを適用します。このチェックボックスは、CSVファイルの「Fonts」セクションにデータが存在しない場合は無効です。
線種マップを適用 オンの場合は、開いているファイルをDWG/DXFファイルに保存するときに、CSV再マップファイルからの線種マッピングを適用します。このチェックボックスは、CSVファイルの「LineStyles」セクションにデータが存在しない場合は無効です。
色マップを適用 オンの場合は、開いているファイルをDWG/DXFファイルに保存するときに、CSV再マップファイルからの色マッピングを適用します。このチェックボックスは、CSVファイルの「Colors」セクションにデータが存在しない場合は無効です。
線幅マップを適用 オンの場合は、開いているファイルをDWG/DXFファイルに保存するときに、CSV再マップファイルからの線幅マッピングを適用します。このチェックボックスは、CSVファイルの「Weights」セクションにデータが存在しない場合は無効です。