MicroStation CONNECT Edition Update 17の新機能と改善点
「アイテムをアタッチ」ダイアログボックスの機能拡張
- ダイアログボックスのサイズを変更できるようになりました。個々のプロパティフィールドと「文字スタイル」ドロップダウンメニューのサイズを調整することもできます。
- リストからアイテムタイプを選択するには、チェックボックスを使用するか、そのアイテムタイプをクリックします。チェックボックスを使用すると、複数のアイテムタイプを選択して要素にアタッチできます。選択したアイテムタイプは、「プロパティ」セクションの最上部に表示されます。
- アイテムが選択されていない場合、「プロパティ」セクションに次のメッセージが表示されます。
「アイテムタイプを選択してください。」
- 展開ボタンを使用すると、各プロパティに関連付けられている詳細の展開および折りたたみができます。
- 「追加」、「削除」、「上に移動」、「下に移動」の各ボタンを使用して、配列アイテムを管理します。
コンポーネントセンターの機能拡張
- アップロードするモデルの選択を「コンポーネントセンターアップロード」ダイアログボックスの新しい「モデル」フィールドで行えるようになりました。
- パラメトリック構成要素の指定を「コンポーネントセンターエクスプローラ」ダイアログボックスに表示されるサムネイルプレビューの「P」アイコンで行えるようになりました。
(テクノロジプレビュー)「DWGオープンオプション」ダイアログボックスの「PDFをベクトル図形として開く」設定
「DWGオープンオプション」ダイアログボックスの「詳細設定」でこの設定をオンにすると、DWGファイルで使用可能なベクトルデータをデザイン要素としてインポートできるようになりました。
長方形から変数の関連付けを削除
iModelとその他の参照ファイルをアタッチする際にAEC変換を行うiTwinの機能拡張
面積ツール
ダイナミックプレビュー属性
Issue Resolution Serviceの機能拡張
Issue Resolution Serviceで最新の機能が提供されるようになります。MicroStationのバージョンに依存せず、クラウドのIRSに準拠するため、iTwinサービスや最新のワークフローとの連携が向上します。
構成を管理
「構成を管理」ツールを使用して、新しい構成を作成したり、既存の構成を管理したりできるようになりました。ProjectWiseドライブの構成を作成して、プロジェクトデータを操作したり、プロジェクトデータをProjectWise 365の作業領域接続に同期させたりすることができます。「構成を管理」には作業ページからアクセスできます。
ProjectWiseドライブの統合
ProjectWiseドライブは、MicroStation CONNECT Editionの関連アプリケーションとして使用できるようになりました。デスクトップアプリケーションから直接ProjectWiseプロジェクトにアクセスして作業することができます。ProjectWiseドライブは、ローカルコンピュータとProjectWise 365ドキュメントや作業領域接続との間のリンクを提供します。
RealDWG 2023のサポート
MicroStation CONNECT Editionが更新されてRealDWG 2023がサポートされ、最新のRealDWGエンジンの互換性が確保されました。カスタムオブジェクトとObject Enablerもサポートされています。
拘束された図形から特定の拘束またはすべての拘束を削除
「すべて削除」は「拘束を削除」ツールに名前が変更されました。このツールを使用して、図形から特定の拘束またはすべての拘束を削除できるようになりました。以前は、すべての制約を一度に削除できました。しかし、削除する制約を選択し、それ以外を残すことができるようになりました。
お気に入り文字マネージャ - 新しいフィールドのサブタイプの導入
お気に入り文字の作成または編集時、フィールドタイプ「モデルプロパティ」と「シートインデックスプロパティ」に新しい「フィールドのサブタイプ」オプションが表示されるようになりました。「モデルプロパティ」では「参照」という新しいフィールドのサブタイプが使用でき、「シートインデックスプロパティ」では「インデックス」というフィールドのサブタイプが使用できます。
「プロパティ」ダイアログボックスのバリエーションの検索およびソート機能
「プロパティ」ダイアログボックスでバリエーションの検索とソートを行えるようになりました。バリエーションのリストが表示されており、昇順または降順でソートしたり、特定のバリエーションを検索したりできます。
「要素の選択」ダイアログボックスでパラメトリックセルを選択する機能
階層ピックリストまたは条件付きピックリストを定義する機能
テクノロジプレビュー機能について
(テクノロジプレビュー)表示ルールの適用とDGNやDWG/DXFへのエクスポート
(テクノロジプレビュー)ベクトルデータを含むPDFのインポート
(テクノロジプレビュー)要素の分解操作の実行時にアイテムタイプ情報を反映する機能
(テクノロジプレビュー)閉じた断面曲線に沿って指定されたプロファイルをロフトする機能
指定された閉じた断面曲線をロフトすることによって、パラメトリックソリッドを作成できるようになりました。リボンの「ソリッドを作成」タブの「ロフトソリッド」ツールを使用して、ロフトソリッドを作成できます。
(テクノロジプレビュー)式内の特殊文字をサポートする機能
スペース、外字、特殊文字、および長い文字列を式内で使用できるようになりました。これまで、外字とスペースは、式や式ビルダではサポートされていませんでした。Excelと検索の両方の値、文字列は、外字とスペースで表示されます。
(テクノロジプレビュー)アイテムタイプに緯度/経度プロパティを入力する機能
「アイテムタイプ」の式を使って要素の緯度/経度座標を抽出し、テキストフィールドでスマート注釈を作成する場合などに使用できるようになりました。
(テクノロジプレビュー)ContextShareのポイントクラウドファイルをアタッチする機能
この新しい設定では、ProjectWise ContextShareプラットフォームからポイントクラウドファイルをアタッチできるようになりました。
(テクノロジプレビュー)アイテムタイププロパティで決定されるテキストの値を編集する機能
アイテムタイププロパティによって決定されるテキストの値を、「アイテムを編集」ダイアログボックスで直接編集できるようになりました。このダイアログボックスを使用して、アイテムタイププロパティから作成されたテキストフィールドの編集や更新を行うことができます。テキストフィールドをダブルクリックして「アイテムを編集」ダイアログボックスを開けるようになりました。
(テクノロジプレビュー)右クリックメニューからパラメトリックセルを選択する機能
右クリックメニューからパラメトリックセルを選択できるようになりました。パラメトリック要素を選択して右クリックすることで、このメニューにアクセスできます。「同じタイプおよびサイズを選択」と「同じタイプを選択」の2つの新しいオプションが表示されます。
(テクノロジプレビュー)変数を使用して2次元図形を制御する機能
パラメトリック変数を使用して、一部の2次元図形を直接制御できるようになりました。ブロック、円、楕円、弧、線を配置するときに、変数を使用して図形のジオメトリを制御できるようになりました。これは拘束を受けず、単純なパラメトリック形状をすばやく簡単に作成することを目的としています。
非推奨機能
iModelを発行 - iModelバージョン1.5、1.6、および2.0への発行はサポートされなくなりました。
V7作業モード - V7としての保存とV7ファイルの編集(V7ファイルを読み取り専用として開くことは可能)。
RPCセルコンテンツライブラリ
TIFFは、Microsoft Edge、Chrome、Firefoxなどの最新のブラウザでサポートされていないため、「HTML作成」ツールで使用できなくなりました。サポートされている2つのファイル形式は、JPEGとPNGです。