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TR.34.2 モード解析コマンド

このコマンドは、振動数とモード形を計算するフルスケールの固有値を得るために使用されます。本ケース、または他のケースが時間荷重、応答スペクトルのケースである場合、このコマンドを入力することはできません。定常状態/調和解析のためには、固有値用の重量と重量慣性モーメントを定義する荷重ケースにこのコマンドが含まれる必要があります。

一般的な書式

MODAL CALCULATION ( REQUESTED ) ( MISSING MASS )

このコマンドは、通常すべての荷重が設定された後に、ある荷重ケースにおいて使用されます。荷重は、固有値に対する重量、重量慣性モーメントとして扱われます(「G.17.3 Dynamic Analysis」と「TR.32 荷重の設定」を参照)。このことに留意して荷重を設定することをお勧めします。

本ケースは、静的に、または、動的に独立に解かれます。荷重を使用した静的な結果は、動的効果を含まない通常の静的解析から計算されるジョイント変位、メンバー力、サポート反力、および他の出力を含みます。

STAAD.Proでは、構造物のモードおよび振動数を計算するときに、選択した荷重ケースからメンバー軸力と面内プレート応力に基づいた応力硬化の効果(幾何剛性)を含めることができます。

さらに、(荷重を質量として使用した)動的な結果は、モード形と周波数を含みます。

注記: MODAL CALCULATIONコマンドを、主荷重ケースのいずれかに含ませることが可能ですが、それらのうちの1つのみに限ります。

定常状態/調和解析において、解析に喪失質量の手順を含めるにはMISSING MASSパラメータを含めます。