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TR.30.1 打ち切り振動数、モード形状、または時間

これらのコマンドは、動的解析と結びつけて使用されます。これらは、考慮が必要な最高次の振動数、またはモード形状の数を設定するのに使用されます。

一般的な書式

CUT (OFF) { FREQUENCY f1 | MODE SHAPE i1 ( SHIFT MODi2 ) (FREQ f2 )  | TIME t1 }
指定項目:
Parameter説明
FREQUENCY f1 動的解析において考慮される最高次の振動数(サイクル/秒)
MODE SHAPE i1 動的解析で考慮されるモード形状の数。CUT OFF FREQUENCYコマンドが与えられない場合、打ち切り振動数は、108cpsとなります。CUT OFF MODE SHAPEコマンドが与えられない場合、初めの6つのモードが計算されます。これらのコマンドは、荷重設定の前に与えられる必要があります。 
SHIFT MODE i2 シフトごとの固有ベクトルの数。この入力は、ソルバーがメモリ不足のためにi1個のモードを抽出できなかった場合にのみ使用することができます。
FREQUENCY f2 アーノルド/ランチョス法で初期シフトとして使用する振動数(Hz)(つまり、Basicソルバーには適用できません)。これは、オプションの入力です。指定した場合、ソルバーはシフトに近い固有値を検索します。検出された固有値は、必ずしも最小の固有値(つまり、ゼロに最も近い値)である必要はありません。フルスケールの固有値解が必要な場合は、この値を定義しないでください。エンジンのデフォルト値は0.0(ゼロ)です。
TIME t1 時刻歴解析の終了時間。ゼロ(デフォルト)の場合、最後の力履歴定義が終了したときに時刻歴が終了します。

i1モード形状の最大は、f1を考慮せずに計算されます。収束テストの間に、0~f1の振動数が収束する場合、i1のモード形状が計算される前にモーダル計算が完了します。

i1モード形状の最大は、f1を考慮せずに計算されます。CUT OFF FREQ f1コマンドとCUT OFF MODE i1コマンドの両方を入力すると、f1の振動数の範囲内にあるモードのみが報告されます。