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M.ワイドフランジユーザーテーブルセクションを作成するには

合成フランジまたは追加された下プレートを含む、ワイドフランジプロファイルを持つユーザー提供のテーブルセクションを作成するには、次の手順を使用します。

ユーザー定義テーブルセクションを作る前に入力単位系を変更することもできます。それには、「ツール」 > 「現在の入力単位系を設定」の順に選択します。

  1. 「仕様」リボンタブで、「ビームのプロファイル」グループの「ユーザーテーブル」 > 「ユーザーテーブルマネージャ」ツールの順に選択します。


    「ユーザー定義テーブル」がない場合は、1つ作成するように指示されます。

    「ユーザーテーブルマネージャ」ダイアログが開きます。
  2. 「新規テーブル」をクリックします。 「新規ユーザーテーブル」ダイアログが開きます。
  3. 「断面タイプを選択」リストから「ワイドフランジ断面」を選択し、「OK」をクリックします。
    ダイアログが閉じて、「ユーザーテーブルマネージャ」ダイアログの「テーブルデータ」リストには少なくとも1つがエントリされています。
  4. 「追加」をクリックします。 「ワイドフランジ」ダイアログが開きます。
  5. 「断面名」を入力します。
  6. 必須: 次のワイドフランジ断面パラメータを入力します。
    D
    断面のせい
    TF
    上フランジの板厚(TF1が設定されていない場合は上下フランジ)
    WF
    上フランジの幅(WF1が設定されていない場合は上下フランジ)
    TW
    ウェブの板厚

    ワイドフランジ断面

  7. (オプション) 下部フランジの寸法が異なる場合は、次の項目も指定します。
    WF1
    (オプション)下フランジの幅。この値が設定されていない場合は、上フランジの幅が使用されます。
    TF1
    (オプション)下フランジの板厚。この値が設定されていない場合は、上フランジの板厚が使用されます。
  8. (オプション) 合成上フランジを指定するには、次の手順を使用します。
    1. 「合成フランジを追加」オプションをチェックします。 「合成フランジの追加仕様」が有効になります。
    2. 次の値を指定します。
      B(左)
      ウェブ中心線より左側の合成スラブの幅
      B(右)
      合成スラブの厚さ
      厚さ
      ウェブ中心線より右側の合成スラブの幅
      弾性係数比
      鋼断面材質に対する合成スラブのコンクリートの弾性係数比
  9. (オプション) 追加の下部フランジプレートを指定するには、次の手順を使用します。
    1. 「下側鋼フランジを追加」オプションをチェックします。 「下側鋼フランジの追加仕様」が有効になります。
    2. 次の値を指定します。
      B(左)
      ウェブ中心線より右側の追加された下フランジのカバープレートの幅
      B(右)
      ウェブ中心線より左側の追加された下フランジのカバープレートの幅
      厚さ
      追加された下部フランジのカバープレートの厚さ
  10. 断面プロパティを次のどちらかの方法で指定します。
    オプション 説明
    プログラムに断面プロパティを自動的に計算させるには 「計算」をクリックします。
    断面プロパティを手動で指定するには 「断面積(Ax)」「z軸断面二次モーメント(Iz)」「y軸断面二次モーメント(Iy)」「ねじり定数(Ix)」「y軸せん断断面積(Ay)」、および「z軸せん断断面積(Az)」の値を入力します。
  11. 「OK」をクリックします。
  12. (オプション) さらにワイドフランジ断面を追加するには、手順4~11を繰り返します。
    ヒント: 同じユーザーテーブルのワイドフランジ断面には、合成フランジまたは追加の下側鋼フランジに対して異なるオプション含めることができます。
  13. 「閉じる」をクリックします。

「ユーザープロパティテーブル」ダイアログで断面を選択すると「特性 - 全体の構造」ダイアログで使う断面を追加することができます。

ワイドフランジのユーザー提供テーブルの例については、「 EX. US-17 User-Provided Tables 」および「 EX. UK-17 User-Provided Tables 」を参照してください。