TR.26.3 サーフェス定数の設定
次の説明は、サーフェスエンティティ用の定数を設定するためのコマンド書式です。
一般的な書式
SURFACE CONSTANTS
{ E f1 | G f2 | POISSON f3 | DENSITY f4 | ALPHA f5 } { LIST surface-list | ALL }
指定項目:
Parameter | 説明 |
---|---|
E f1 | ヤング係数(E) |
G f2 | せん断弾性係数(G) |
POISSON f3 | ポアソン比 |
DENSITY f4 | 重量密度 |
ALPHA f5 | 熱膨張係数 |
数値の代わりに、組み込み材料名が上記の定数の設定用に使用されます。組み込み名とは、STEEL、CONCRETE、およびALUMINUMです。組み込み材料で使用される値については、「 TR.26.2 メンバーとエレメントに対する定数の設定」を参照してください。
例
SURFACE CONSTANTS E 3150 LIST 1 TO 4 POISSON 0.17 ALL DENSITY 8.68e-005 LIST 1 TO 4 ALPHA 5.5e-006 LIST 1 TO 4
代わりに、材料定数を材料オブジェクト(CONCRETEなど)で定義した場合は次のようになります。
SURFACE CONSTANTS MATERIAL CONCRETE LIST 1 TO 4
注記
- Gが設定されておらず、ポアソン比が設定されている場合、GはE/ [2 (1 + Poisson)]として計算されます。
- Gもポアソン比も設定されていない場合、ポアソン比がEに基づいて仮定され、それからGが計算されます。
- Gとポアソン比の両方が設定されている場合、Gの入力値が使用されます。Gはこの状況では計算されません。
- プレート要素の剛性マトリックスのように、解析においてGとポアソン比の両方が必要な場合、Gが設定されてポアソン比が設定されていないと、ポアソン比が[(E/2G) –1]として計算されます。
- 解析で使用されるこれらの項目のレポートを得るには、PRINT MATERIAL PROPERTIESコマンドを設定してください。