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TR.31.7 Direct解析メンバーの定義

このコマンドのセットは、曲げ剛性、または軸剛性が構造物の横方向の安定性に寄与すると考えられるメンバーを定義するために使用することができます。これらのパラメータは、PERFORM DIRECT ANALYSISコマンドの使用時に、ANSI/AISC 360-05のAppendix 7に定義されている横荷重のセットを生成するために使用されます。

一般的な書式

DEFINE DIRECT
FLEX (f1) list-spec
AXIAL list-spec
FYLD (f2) list-spec

指定項目:

list-spec = * { XR f4 f5YR f4 f5ZR f4 f5MEMBERS mem-listLIST memb-list | ALL }
パラメータ 既定値 説明
FLEX f1 1.0 初期の τb 値(ANSI/AISC 360-05のAppendix 7を参照)。FLEXとともに記載されるメンバーでは、全体解析実行中にEIに係数0.80 τb が掛けられます。
AXIAL - AXIALとともに記載されるメンバーでは、全体解析実行中にEAに係数0.80が掛けられます。解析で考慮される剛性は低下しますが、曲げと軸の両方の設計について、Eの完全な値が考慮されます。
FYLD f2 36.0 ksi 現単位での降伏強度。
XR | YR | ZR f4f5 - FLEXまたはFYLDの範囲を指定するときに使用する、範囲の上限値と下限値。

NOTIONAL LOADの指定については、「TR.32.13 Notional荷重」を参照してください。Notional荷重、および使用される係数は、完全に荷重データ内で設定されます。

注記

τb は、FLEXコマンドで入力される値です。 τb は、入力されない場合はデフォルトの1.0となります。