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TR.20.2 角形特性の設定

次のコマンドは角形断面の特性の設定に使用されます。

一般的な書式

角形の設定に関して、特性は次のように直接的に(各行は最終行以外はハイフン"-"を付けて)与えられます。

property-spec = * { AX f1 | IX f2 | IY f3 | IZ f4 | AY f5 | AZ f6 | YD f7 | ZD f8 | YB f9 | ZB f10 }

T断面と台形断面の角形特性の命名規則

指定項目:

  • AX f1 = メンバーの断面積。T形、矩形、台形、または円形に対してはゼロに設定されます。
  • IX f2 = ねじり定数。
  • IY f3 = ローカルy軸についての断面二次モーメント。
  • IZ f4 = ローカルz軸(通常は強軸)についての断面二次モーメント。
  • AY f5 = ローカルy軸における有効せん断断面積。
  • AZ f6 = ローカルz軸における有効せん断断面積。

上記6つのパラメータのいずれかが省略されると、YD、ZD、YB、ZBの寸法から計算されます。

  • YD f7 = ローカルy方向の部材のせい。円形メンバーの断面の直径として使用されます。
  • ZD f8 = ローカルz方向のメンバーのせい。ZDが与えられずYDが与えられる場合は、断面は円形であると仮定されます。
  • YB f9 = T断面の脚のせい。
  • ZB f10 = T断面の脚の幅、または台形断面の底辺の幅。

省略された項目に対してSTAADが計算した値は、コマンドPRINT MEMBER PROPERTIESを設定して得られます。

せん断面積(AY、AZ)、断面係数(SY、SZ)などのような多くの導出特性の値は、出力ファイルに表示されます。

このコマンドは、特性の設定された方法(PRISMATIC、ユーザーテーブル、組み込みテーブル)に関係なく使用することができます。