印刷ツールには、デザインの印刷出力の作成プロセスを簡素化するための機能が用意されています。

ビューを設定するか、対象領域の周囲に枠を配置し、「印刷」アイコンをクリックするだけで簡単に印刷を行うことができます。通常、その結果は、大型のプロッター、小さなレーザープリンタ、ディスク上のファイルのいずれかに対する印刷出力です（アクティブなデザインファイルの印刷については、「印刷ダイアログボックス」セクションを参照してください）。

DGN、DWG、ラスター、またはPDFファイルから印刷出力を作成する必要がある場合は、印刷オーガナイザを使用します。印刷オーガナイザでは印刷セットが作成され、この印刷セットを使用して特定のファイルのセットを指定、保存、呼び出し、および印刷できます。

ペンテーブルとデザインスクリプトを使用すると、デザインを再記号化することができます。つまり、画面上のデザインの外観とは異なる印刷出力を生成することもできます。ペンテーブルは、「印刷」ダイアログボックスのペンテーブルエディタを使用して作成され、デザインスクリプトは「メモ帳」のようなテキストエディタを使用して作成されます。ペンテーブルとデザインスクリプトはASCIIファイルとしてディスク上のファイルに保存されます。これらは、印刷オーガナイザと「印刷」ダイアログボックスの両方でサポートされます。

印刷スタイルを使用すると、印刷定義プロパティの名前付きコレクションを定義して再利用することができます。印刷スタイルは、印刷オーガナイザの「ツール」メニューにある「印刷スタイルを定義」項目を使用して作成され、開いているDGNファイルに保存されるか、設定済みのDGNライブラリに保存されます。印刷スタイルは、印刷オーガナイザと「印刷」ダイアログボックスの両方でサポートされます。