デザイン履歴は、ファイルの作成後すぐにオンにする必要があります。これによって、モデル内のすべての変更が識別され、特定の改訂番号に関連付けられます。要素レベルと改訂レベルに対するすべての変更を追跡することによって、簡単に、モデルの任意の時点の状態を復旧したり、任意の変更を1回だけ元に戻すことができます。その改訂が、「デザイン履歴」ダイアログボックスに表示されます。

改訂がコミットされると、一連の表示オプションと復旧オプションが表示されます。「デザイン履歴」ダイアログボックスでは、改訂番号、ファイル名、日付と時刻、作成者、注記、およびタグを一度に確認することができます。このダイアログボックスの上部にあるアイコンを使用して、変更のタイプ別に改訂を表示することができます。

デザイン履歴では、グループ化、削除、および編集の組み合わせを含む複合要素に対する変更がサポートされています。 これらの変更は、元に戻す操作の対象にもなります。個々の要素に対する変更は、それが構成要素であっても履歴に記録されます。「枠または選択による履歴表示」ツールには、グループのメンバーである要素の履歴も表示されます。

デザイン履歴のステータスは、ステータスバーでデザイン履歴アイコンをクリックすることによって表示することができます。このアイコンをクリックすると、ポップアップメニューが開きます。デザイン履歴が初期化されていない場合、アイコンは淡色表示されます。デザイン履歴の初期化後で、コミットされていない変更がある場合は、巻物アイコンの上に鉛筆が表示されます。

「変更をコミット」ツールを使用して、定期的に変更をコミットしてください。改訂ごとに「変更をコミット」ダイアログボックスでメッセージを入力するように要求されます。改訂のコミット頻度はユーザー次第です。復旧を容易にするために、アクティブなモデルファイルを使用して、少なくとも1日に1回は変更を記録することをお勧めします。プロジェクトによっては、さらに頻繁にデータを記録した方が望ましい場合があります。