MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

デジタル署名

モデルまたはファイルへのデジタル署名は、デザインの承認を示すために使用できます。他のユーザーは、署名を検出し、署名者のIDを検証し、署名後にデザインが変更されていないことを検証できます。モデル固有の署名はデザインの場合に図示されます。1つのファイルまたはモデルに複数の署名を付けることができます。1つの署名が前の署名に依存するという、階層的な署名にも対応しています。署名では、モデルまたはファイルの内容と、DGNとDWGの参照を含むすべての参照をカバーすることができます。

注記: MicroStation PowerDraftの2004 Edition以降は、署名者情報だけでなく、署名者の証明書の発行者も保存されます。以前のバージョンでは、ユーザーのコンピュータと署名者のコンピュータが同じ中間証明機関(CA)を認識するように設定されなかった場合、有効な署名でも信頼されていないと表示される可能性がありました。署名者から信頼のルートにさかのぼって証明書チェーン全体を保存することで、認識される中間CAに関係なく、どのコンピュータでも適切な情報を使用して署名を検証できます。
注意: 2004 Edition以降で作成された署名は、MicroStation PowerDraft V8.1と下位互換がありません。これは、以前のバージョンで許容している署名サイズよりも大きくなる可能性があるためです。2004 Edition以降で作成された署名は、認識できない情報を含むため、未検証の印が付けられます。ユーザーが署名を交換する場合、全員が2004 Editionを実行している必要があります。

他のキー機能の中で、署名者はセルを使用して、任意の図形で署名を表すことができます。アプリケーションで署名を配置する場所と署名のIDを認証する方法をカスタマイズできるAPIが定義されています。また、なりすましを防ぐためにユーザーが有効な署名を検証できる方法がいくつかあります。