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アキュドローのショートカットのキー入力コマンド

「アキュドロー」はユーザーの次の移動を予測しようと試みますが、いつもユーザーの意図に合わせられるとは限りません。そのため、アキュドローには、キーボードショートカットと呼ばれるさまざまな単一および二重の文字コマンド命令が用意されています。適切なキーを押すことにより、アキュドローが特定の処理を実行するように指示できます。操作中は、ほとんどの場合アキュドローが既定の入力フォーカスなので、どこに入力フォーカスがあるかを気にしなくてもショートカットを入力できます。

ショートカットのキー入力コマンドは、「キーボードショートカット」ダイアログボックスでキーボードショートカットとして定義します。単一文字のキーボードショートカットを押すと、該当するコマンドがアクティブになります。複数レベルのキーボードショートカットでは、キーボードショートカットの第1レベルを押すとポップアップメニューが表示されます。次に、ポップアップメニューから目的のオプションをクリックするか、目的の次のレベルのキーボードショートカットを押します。キーボードショートカットは、「キーボードショートカット」ダイアログボックスで作成、編集、または削除することができます。



キーボードショートカットの<R>キーを押したときの既定のポップアップメニュー。

次の表に、一般的なショートカットキー入力コマンドを示します。

キー 結果
<?> 「キーボードショートカット」ダイアログボックスを開きます。
<Enter> スマートロック
  • 方形座標系では、ポインタがデザイン平面のY軸上にある場合、Xを0にロックし、またはポインタがデザイン平面のX軸上にある場合、Yを0にロックします。
  • 極座標系では、ポインタがデザイン平面の軸上にある場合、0°、90°、-90°、または180°に「角度」をロックし、それ以外の場合は最後に入力された値で「距離」をロックします。
<M> 長方形座標と極座標を切り替えます。
<O> デザイン平面基準点を現在のポインタ位置に移動します。これを利用して、データ点を入力する前にアキュドローを明示的にアクティブにすることができます。
<X> 「X」の値のロック状態を切り替えます。
<Y> 「Y」の値のロック情報を切り替えます。
<D> 「距離」の値のロック情報を切り替えます。
<A> 角度値のロック状態を切り替えます。

完全な一覧については、「アキュドローのショートカットキー入力の一覧」を参照してください。

スマートロック

よく使用するキーボードショートカットの1つに、「スマートロック」があります。「スマートロック」は<Enter>キーを押すことで起動します。「スマートロック」を選択するときにどこにポインタが位置しているかによって、次のどちらかの動作が行われます。

  • ポインタがコンパスのX軸により近い場合は、ポインタはX軸にロックされます。
  • ポインタがコンパスのY軸により近い場合は、ポインタはY軸にロックされます。

ダイナミック線がハイライト表示されたことにより、ポインタが軸にロックされたことがわかります。<Enter>キーを再び押すと、「スマートロック」が無効になり、動的な線分は自由に動作できるように開放されます。

XとYのロック

方形座標系を使用している場合、<X>または<Y>キーボードショートカットを用いて、現在の距離をアキュドローにより強制的にロックすることができます。アキュドローにより、動的な線が選択した軸上でコンパスの基準点から現在のポインタの距離にロックされます。残る軸の「アキュドロー」データフィールドのフォーカスが、次のキーボード入力のためのフォーカスになります。

XまたはYのロックに反応して、アキュドローは自動的に長方形座標系に切り替わります。

注記: すべてのXとYの入力値は、前の要素セグメントの平面と相対的な値になります。

これを無効にするため、アキュドローでは、「文脈依存性」と呼ばれる設定値でオプションが提供されています。これをオフにすると、アキュドローの方向は常にDGNファイルのXY軸に合わせた状態となります。

距離ロック

ショートカットの<D>キーを使って、コンパスの基準点からの距離を現在のポインタ位置にロックすることができます。さらに、必要に応じてアキュドローの座標系を角度座標系に変更することもできます。入力フォーカスは、自動的に「角度」フィールドに切り替わります。

角度ロック

ショートカットの<A>キーを使って、円形デザイン平面の角度を設定することができます。また必要であれば、アキュドローの座標系を角度座標系に変更することもできます。角度はポインタの現在の位置に設定されます。