エクスプローラコンテキストメニューとは、「エクスプローラ」ダイアログボックス内の項目を右クリックしたときに表示されるメニューです。メニューとメニュー項目を追加して、コンテキストメニューをカスタマイズすることができます。これらのメニューとメニュー項目の表示／非表示または有効化／無効化は、名前付き演算式またはインライン式に基づいて切り替えることができます。たとえば、「エクスプローラ」ダイアログボックスの「ファイル」タブで操作しているときにのみ表示される保存ビューの右クリックメニューをカスタマイズすることができます。この操作は、メニュー項目の「表示/非表示テスト」プロパティを"IsFileTree"に設定すると実行できます。

MicroStation PowerDraftのツールボックスとツールをコピーして、エクスプローラコンテキストメニューをカスタマイズすれば、このメニューからツールをアクティブにできるようになります。エクスプローラコンテキストメニューでは、カスタムのメニューおよびメニュー項目の追加、移動、コピー、並べ替え、削除、名前変更ができます。また、エクスプローラコンテキストメニューの項目にメニューマークを追加することもできます。メニューマークは、メニュー項目の文字の左側に表示される図形またはアイコンです。これにより、メニュー項目の状態が示されます。

「エクスプローラ」ダイアログボックスのコンテキストメニューは、「カスタマイズ」ダイアログボックス（「ファイル」 > 「設定」 > 「構成」 > 「カスタマイズ」）の「エクスプローラコンテキストメニュー」タブでカスタマイズします。「カスタマイズ」ダイアログボックスでエクスプローラコンテキストメニューを変更すると、すぐにその変更が反映されます。

「カスタマイズ」ダイアログボックスの「エクスプローラコンテキストメニュー」タブ

カスタムコンテキストメニューは、DGNライブラリ内で作成および保存します。これによって、管理者は、1か所でコンテキストメニューをカスタマイズして、複数のユーザーに配布することができます。

DGNファイルを開くときや作成するときに、構成されたDGNライブラリ内のすべてのカスタムコンテキストメニューが表示されます。DGNライブラリ内の複数のファイルにコンテキストメニューのカスタマイズが含まれる場合は、これらのファイル内のメニュー変更が合成されて表示されます。コンテキストメニューをカスタマイズして他の人が使用できないようにするには、"個人用"のDGNライブラリに保存する必要があります。