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プロジェクトでのデザイン履歴の使用

デザイン履歴は、シードファイルからファイルが作成された直後に、最初のユーザーによってオンにされた場合に最も効果を発揮します。デザイン履歴をオンにすると、ファイル内のすべての変更が識別され、特定の改訂番号に関連付けられます。一般的に、デザイン履歴はサイト管理者が初期化します。その後で、ユーザーが変更を加えたり、改訂としてコミットしたりします。改訂の保存頻度の特定はユーザーに任されます。

このツールによって、加えられた変更の確認に対する柔軟性と、タイプ、作成者、またはその他の特性によってこれらの変更を元に戻したり、やり直したりする手段が提供されます。

デザイン履歴がオンになっていれば、デザイン履歴を確認したり、必要に応じて、デザイン履歴を復元することができます。復元は、改訂レベルで、要素レベルで領域ごと行うか、枠を使用するか、または選択セットを使用して、実行することができます。

「デザイン履歴」ダイアログボックスは、基本的に表示ツールです。元に戻す操作ややり直す操作による変更は、選択した改訂内の選択した要素に限定されます。対照的に、「要素を復元」ダイアログボックスの効果は累積的です。以前の改訂に復元する場合は、選択した改訂以降のすべての修正が削除されます。そのため、「要素を復元」ダイアログボックスは特定のバージョンに復旧するために使用することをお勧めします。