MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

名前IDと線種

線種付きで配置された要素の属性データセクションには、名前IDと「線種」ダイアログボックスで指定されたすべての線種の調整項目が含まれます。名前IDによって、DGNファイルに含まれるIDと名前のマップ内の線種の名前だけが識別されます。この名前は、構成要素定義自体を含むリソースファイルである線種ライブラリに保存された名前とリソースIDのマップに基づいて、線種定義内の線種構成要素のリソースタイプとIDを取得するために使用されます。

名前の間接使用は、複数の線種ライブラリを通して構成要素リソースIDを一意にする必要性を排除するために必要です。また、名前の間接使用によって、表示オプションごとの線種の切り替えが容易になります。線種は、互換性のある名前とリソースIDのマップが新しい線種ライブラリに含まれていれば、線種ライブラリを変更するだけで全体を交換することができます(線種ライブラリは、すべてのMicroStation PowerDraftプラットフォーム上でバイナリ互換です)。さらに、この名前の間接使用によって、単純な線種構成要素を複数の線種定義に含めることが可能になります。