MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

「IGESエクスポート設定値」ダイアログボックス

IGESエクスポートに関する一般設定に使用します。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • 「IGESファイルをエクスポート」ダイアログボックス:「設定値」 > 「全般」


設定説明
設定値ファイル アタッチされているエクスポート設定値ファイルのパスとファイル名を表示します。これは、構成変数MS_IGESOUTSETによって定義されます。
製図規格 製図規格を設定します。
単位系 オプションメニューから、希望の単位系を選択します。
名前 IGESファイルでの単位系の名前です。
IGESバージョン エクスポートされるIGESファイルのIGESバージョン(4.0または5.0)を設定します。

IGESバージョン4.0は、複合曲線で使われる複数線分要素エンティティ(タイプ106)をサポートしていません。したがって、複合連結の中にある連続線分は、複数の線エンティティ(タイプ110)として変換する必要があります。IGESバージョン5.0では、このような制限はなくなり、複合連結での連続線分をより厳密に変換できるようになりました。これが、バージョン4.0とバージョン5.0の選択における唯一の違いです。

参照ファイル 参照を変換する方法を設定します。
  • 無視 - アタッチされた参照ファイルを変換しません。また、参照ファイル情報はIGESファイルに保存されません。
  • 統合 - すべての参照ファイル情報をIGESファイルに統合します。
2次元化 3次元DGNファイルを2次元IGESファイルに変換することができます。受信アプリケーションが3次元をサポートしていない場合に、2次元化が必要になります。
  • なし - 2次元化を実行しません。3次元IGESファイルにエクスポートします。
  • (標準3次元ビュー) - 標準3次元ビューの1つ(上面図、下面図、正面図、後面図、左側面、右側面、またはアイソメ図)を選択して、その向きのDGNファイルを平面化することができます。
注記: アクティブなDGNファイルが2次元の場合、このアイテムは淡色表示されます。
対応単位 IGESファイル単位が、アクティブなDGNファイルの主単位に対応するか、下位単位に対応するかを設定します。

たとえば、フィートを主単位、およびインチを下位単位に使用する建築デザインを、インチのファイル単位を使用するIGESファイルにエクスポートする場合は、対応単位を下位単位に設定します。

注記: IGESには、MicroStationの下位単位と等価な単位はありません。
端数表記 DGNファイルからの座標値がIGESファイルに保存されている小数点桁単位で、精度を設定します。

既定では、「端数表記」は、最大誤差が1位置単位よりも小さくなるように設定されます。通常は、この値を変更する必要はありません。

尺度 エクスポートされるすべての要素に適用される尺度を設定します。受信アプリケーションが、異なる尺度または異なる座標系でデータを読み取る場合に、それに合わせた図形を作成するように、この値で変換方法を調節することができます。

既定では、1.0(拡大縮小なし)に設定されます。

曲線近似許容差 「対応単位」で、弧、曲線、B-スプライン曲線、またはB-スプライン曲面を表すために使用される近似直線線分と、実際の曲線との間の最大偏差を設定します(弧、曲線、B-スプライン曲線、またはB-スプライン曲面が除外されている場合)。

これらのIGESエンティティが、「IGESエンティティを除外」ダイアログボックス(「IGESファイルをインポート」ダイアログボックスで「設定値」メニューで「IGESエンティティを除外」を選択して表示)で除外されている場合、これらは、連続線分または多角形要素内の、ストロークと呼ばれる直線線分により近似されます。

許容差を小さくした場合、セグメントの数とエクスポートされるIGESファイルのサイズが増加し、近似の精度が高くなります。許容差を大きくした場合、セグメントの数とエクスポートされるIGESファイルのサイズが減少し、近似の精度が低くなります。

最大線幅(MM) MicroStationの線幅31に割り当てられる、IGES線厚をミリメートル(mm)単位で設定します。それ以外の線幅には、この値に比例した太さが割り当てられます。たとえば、最大線幅が5mmに設定されている(既定で、約0.2インチ)場合、DGNファイルでの線幅31および15の線分は、それぞれIGESファイルでの太さは5.0mmおよび2.5mmとなります。

MicroStationの線幅は、特定の太さと1対1で対応しているわけではなく、他の線の線幅値との相対的な線幅です。このため、線幅の表示をディスプレイハードウェアに合わせて調節できるようになっています。一方、IGESの線幅は、実際の線の太さで指定されます。

ボディオプションをエクスポート ソリッド、サーフェス、ワイヤフレームのいずれかを選択します。
モデルオプションをエクスポート すべての図形要素(線分、テキスト、ソリッド、サーフェスなど)を含むモデルをエクスポートするか、スマートソリッド/スマートサーフェスのパラメトリックモデルのみをエクスポートします。
枠内要素 が配置されている場合、既定で「枠内要素」がオンになり、枠の内容だけがエクスポートされます。枠の内容は枠(選択)のモードによって決まります。

オフの場合、DGNファイル全体がエクスポートされます。

標準色 オンの場合、DGNファイル内の各要素の色が最も近似のIGES標準色に変換されます。

IGES標準色

  1. 黄色
  2. 紫紅色
  3. シアン

オフの場合、アクティブな色テーブルの色は、IGESの色定義エンティティの色にそれぞれ変換されます。「標準色」は、受信アプリケーションがIGESの色定義エンティティ(タイプ314)をインポートできる場合に限り、オフに設定します。

寸法を分解 オンの場合、寸法はIGES寸法エンティティ(既定の選択項目)としてはエクスポートされず、構成要素(線分、文字など)としてエクスポートされます。
JAMA-ISエンティティのみ オンの場合、JAMA(Japanese Automotive Manufactures Association)標準に従って、DGNファイルをIGESにエクスポートします。
OK 指定されたとおりに変更します。変更が有効なのは、現在の変換に関してだけです。