MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

「材質エディタ」ダイアログボックスパレットツリー

パレットツリーには、材質パレットとその中に含まれる材質、環境マッピング、材質割り当て/アタッチを管理するためのコントロールが含まれています。現在の材質テーブル名が一覧の一番上に表示され、その下に材質パレットファイルが配置されます。アイコンの左側にある"+"は、項目を展開できることを示しています。同様に"-"は項目を折りたためることを示します。太字で表示されるパレットには、使用済みの材質が含まれます。青で表示されるパレットには何らかの方法で修正された材質があります。ポインタまたはキーボードを使用して、ツリーを移動できます。標準のWindowsキーストロークが使用でき、たとえば"*"はツリーのブランチ全体の展開、左右の矢印はツリーの一段階展開/折りたたみ、<Delete>キーは項目の削除に使用します。

「材質エディタ」ダイアログボックスの「パレット」項目の左側にある「パレットツリーを表示/非表示」矢印アイコンをクリックすると、パレットツリーの表示/非表示を切り替えることができます。「材質エディタ」ダイアログボックスのアイコンおよびメニューでは、材質ツリーの表示をコントロールできます。また、右クリックメニューから、このような操作に使用できるツールを選択することができます。材質上でクリックすると、そのパレットファイルは、自動的に「材質エディタ」ダイアログボックスおよび「材質を割り当て」ツール設定内で選択されたパレットとして設定されます。

「材質エディタ」ダイアログボックスの「使用フィルタ」アイコンを使用して、材質ツリーに表示されるアイテムをフィルタできます。

パレットツリーで、次の項目をクリックした場合の動作を説明します。

  • パレット - そのパレットに含まれているすべての材質のサンプルが、右側にサムネイルで表示されます。


    選択したサムネイルをダブルクリックすると、パレットツリー内の材質が選択され、現在の設定値が右側に表示されます。

    サムネイルを右クリックすると、材質のメニューが表示されます。

  • 材質 - その材質の設定値とプレビューウィンドウが右側に表示されます。


アイコンを参照して、ロードされているパレットのさまざまな種類を判別することができます。詳細は次のとおりです。

  • 外部のDGNファイルに保存されているライブラリパレット。


  • DGNファイルと一緒に保存されているローカルパレット。


  • ライブラリ3DSパレット(.mliファイル) - 修正不可。


同様に、材質を示すアイコンとして次のものがあります。

  • ライブラリの材質。


  • ローカルの材質。


  • 読み取り専用の材質。


ローカルの材質が元のライブラリパレットに存在するライブラリの材質を参照している場合、次の2つの場合のいずれかになります。

  • ローカルの材質とライブラリのバージョンが同じ。


  • ローカルの材質とライブラリのバージョンが異なる。


材質名が斜体で表示されている場合は、その名前が別のパレットの材質と同じ名前であることを示します。名前が重複している材質は無視され、要素に適用またはアタッチすることはできません。

設定説明
材質テーブルファイルの右クリックメニュー ツリー上部には現在の材質テーブルがあります。材質テーブルを右クリックすると、「材質エディタ」ダイアログボックスの「テーブル」メニューと同じオプションを含むポップアップメニューが開きます。
パレットファイルの右クリックメニュー 材質テーブルの下には、現在ロードされているすべての材質パレットが一覧表示されます。パレットエントリを右クリックすると、「材質エディタ」ダイアログボックスの「パレット」メニューで使用可能なオプションに加えて、次の項目も含まれるポップアップメニューが開きます。
  • 貼り付け - (クリップボードが空の場合は無効)Windowsのクリップボードからパレットに現在の材質を挿入します。
  • 新規材質 - 既定の材質属性を使用して新しい材質を作成します。材質名がフォーカスされていて好みの名前を付けることができます。
  • 名前を変更 - パレットの名前を変更することができます。

材質の右クリックメニュー 各材質パレットの下には、そのパレット内で定義されている材質が一覧表示されます。材質エントリを右クリックすると、「材質エディタ」ダイアログボックスの「材質」メニューで使用可能なオプションに加えて、次の項目が含まれるポップアップメニューが開きます。
  • 削除 - 選択した材質テーブルを削除します。注意ボックスが表示され、材質を削除する前に確認することができます。材質がDGNファイルにある要素に割り当てられている場合、別の注意ボックスが警告します。割り当てのある材質を削除すると、同名の材質がある場合はその材質に割り当てられ、ない場合は材質ツリー下部にある「不明な材質」パレットに移動します。
  • 名前を変更 - 材質の名前を変更することができます。
  • 切り取り - 選択した材質をWindowsのクリップボードにコピーして、それぞれの材質パレットファイルから削除します。
  • コピー - 選択した材質をWindowsのクリップボードにコピーします。
  • 貼り付け - (クリップボードが空の場合は無効)Windowsのクリップボードから現在のパレットに材質を挿入します。
材質の割り当て 材質が画層および色によって割り当てられている場合、または要素にアタッチされている場合、割り当ておよびアタッチの一覧が材質の下に表示されます。材質がそのように使用されていない場合、ツリー内の材質の横にプラスの記号は表示されません。割り当ておよびアタッチの一覧が展開されると、次のアイコンで割り当ての種類を識別できます。
  • 画層から割り当てられた材質。


  • テンプレートからアタッチされた材質。


  • 対話的に割り当てられた材質。


  • 対話的にアタッチされた材質。


  • 参照でアタッチされた材質。


材質割り当て対象の右クリックメニュー 材質の割り当て対象エントリを右クリックすると、「材質エディタ」ダイアログボックスの「材質」メニューで使用可能なオプションに加えて、次の項目も含まれるポップアップメニューが開きます。
  • 新規 - (アタッチでは使用不可)選択した材質に新規割り当てを作成し、その場で編集することができます。
  • 編集 - (アタッチでは使用不可)選択した割り当てをその場で編集することができます。
  • 削除 - 選択したアタッチまたは割り当てを削除します。
  • 切り取り - 選択したアタッチまたは割り当てをWindowsのクリップボードにコピーして、それぞれの材質パレットファイルから削除します。
  • コピー - 選択したアタッチまたは割り当てをWindowsのクリップボードにコピーします。
  • 貼り付け - (クリップボードが空の場合は無効)Windowsのクリップボードからアタッチまたは割り当てを挿入します。アタッチまたは割り当てのいずれかが別の材質と関連付けられていた場合、それらのアタッチまたは割り当ては削除されます。
  • 割り当て - 「材質割り当てを画層と色で指定」に設定された状態の「材質を割り当て」ツールが起動します。
  • 割り当てを編集 - 「材質指定を編集」ダイアログボックスが開きます。
  • アタッチ - 「材質をアタッチ」に設定された状態の「材質を割り当て」ツールが起動します。