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グローバル時刻歴パラメータを設定するには

構造モデルですべての時刻歴定義および荷重に適用するパラメータを設定するには、次の手順に従います。

プログラムでは、すべての時刻歴荷重定義に対していくつかのパラメータが使用されます。これらは、プログラムの「オプション」ダイアログで設定されます。

注記: モーダル分析や減衰などの一部のグローバルパラメータは、すべての時刻歴荷重および応答スペクトル荷重に使用されます。
  1. 「ファイル」リボンタブを選択し、バックステージメニューから「オプション」を選択します。 「オプション」ダイアログが開きます。
  2. 「動的」タブを選択します。
  3. 次の手順ですべての動的荷重に使用する「モーダル分析」オプションを設定します。
    1. 「固有値解法」オプションを選択します。
      • 「サブスペース」 - デフォルトのサブスペース反復方法
      • 「アーノルド/ランチョス」 - 固有ベクトルの抽出にアーノルド/ランチョス法を使用するようにソルバに指示します。
      • 「リッツベクトル」 - 固有ベクトルの抽出には荷重依存リッツベクトル法を使用します。
    2. (オプション) 動的解析で考慮する最大振動数を指定するには、「モードの数を設定」オプションをオンにして「値」(サイクル/秒)を入力します。
    3. (オプション) 「モードの数を設定」をオンにした場合)シフトごとに固有ベクトルの数を指定するには、「シフトモード」オプションをオンにしてシフトの整数「値」を入力します。 このオプションは、ソルバがメモリ不足のために「モードの数を設定」を抽出できなかった場合に使用されます。
    4. (オプション) (アーノルド/ランチョス法のみ)初期シフトとして使用する振動数を指定するには、「シフト振動数を設定」をオンにして「値」(ヘルツ)を入力します。 ソルバはシフトに近い固有値を検索します。検出された固有値は、必ずしも最小値(つまり、ゼロに最も近い値)である必要はありません。フルスケールの固有値解が必要な場合は、このオプションを使用しないでください。
    5. (オプション) 動的解析で考慮する最大振動数(サイクル/秒)を指定するには、「最大振動数を設定」をオンにして「値」(ヘルツ)を入力します。
  4. 次の手順で「時刻歴」オプションを設定します。
    1. 分離した式の逐次積分において使用される解の「時間ステップ」を入力します。 0.00001よりも小さい値は、デフォルト値の0.0013888秒にリセットされます。
    2. (オプション) 時間履歴解析で喪失質量の手順を使用するには、「喪失質量を含める」をオンにします。
    3. (オプション) 時刻歴解析の終了時間を指定するには、「最大時刻歴を設定」オプションをオンにして「値」(秒)を入力します。 指定しない場合、最後の力履歴定義が終了したときに時刻歴が終了します。
  5. 次の手順で「減衰」オプションを設定します。
    1. 使用する「モーダル減衰」法を選択します。
    2. 「単一」、「指定」、「評価」の各オプションでは、使用する減衰値またはパラメータを指定します。
  6. 「OK」をクリックします。
これで、時刻歴荷重定義をモデルカタログに追加することができます。