STAAD.Pro Help

TR.19.9 I形断面

この断面タイプは、一般化されたI形断面を設定するのに使用されます。必要な断面特性を、次に示します。この断面は、テーパー付きI形を設定するのに使用可能です。

注記: SELECTおよびSELECT OPTIMIZEDコマンドはUPT Iセクションでは使用できません。
ISECTION
section-name 
-DWW TWW DWW1 BFF TFF BFF1 TFF1 AYF AZF XIF
CFL -
CFR CFT MR

テーパー付きI形断面

DWW
始端ノードでの断面高さ
TWW
ウェブの板厚
DWW1
終端ノードでの断面高さ(注記1を参照)
BFF
上フランジの幅
TFF
上フランジの厚さ
BFF1
下フランジの幅
TFF1
下フランジの厚さ
AYF
Y軸に平行なせん断断面積(注記2を参照)
AZF
Z軸に平行なせん断断面積(注記2を参照)
XIF
ねじり定数(IXまたはJ)(注記2を参照)

次のオプションのパラメータは、コンクリート合成スラブを含める場合に使用します。これらを含める場合は、必要な断面パラメータを含む行にダッシュ(-)を付け、その後の別の行に含める必要があります。

CFR
ウェブ中心線より右側の合成スラブの幅
CFL
ウェブ中心線より左側の合成スラブの幅
CFT
合成スラブの厚さ
MR
合成スラブのコンクリートの弾性係数比

注記

  1. DWWは、DWW1未満であってはいけません。そのため、これに従ってメンバーを生成する必要があります。
  2. AYFAZF、およびXIFの値用に次のオプションが許容されています。
    • 正の値が与えられる場合、それらはプログラムによって直接使用されます。
    • ゼロが与えられると、プログラムは次の式を用いて特性を計算します。

      AYF = D × TWW

      AZF = 0.66 ((BFF × TFF) + (BFF1 × TFF1))

      XIF = 1/3 ((BFF × TFF3) + (DEE × TWW3) + (BFF1 × TFF13))

      意味
      D
      =
      対象断面のせい
      DEE
      =
      断面のウェブのせい
    • 負の値が与えられる場合、それらの値は、上記の式を使用してプログラムによって計算された対応する値に係数として適用されます。適用される係数は、常に与えられる値の絶対値です。たとえば、XIFの値を-1.3として設定すると、プログラムは、上記の式から計算されるXIFの値に係数1.3をかけます。