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TR.32.9.1 自重荷重

解析用に構造物のメンバー、プレート、およびソリッドの自重を計算し、作用させるために使用されます。

一般的な書式

SELFWEIGHT ( { XY | Z } f1) ( LIST member-list | ALL )

指定項目:

Parameter説明
X、Y、Z 自重の作用する全体座標での方向を表します。デフォルトはY軸方向です。
f1 自重を乗算するために使用する係数。デフォルト値は-1.0です。
member-list メンバー、プレート、ソリッドのリストまたはグループ。TOBYを含む明示的なリスト、範囲(XRYRZR)、方向(X、Y、Z)、グループなど、あらゆるリストの設定がサポートされます。グループを使用する場合は、グループごとに自重コマンドを繰り返す必要があります。リストが指定されていない場合、INACTIVEコマンド設定で非アクティブに設定されたものとTENSION/COMPRESSION ONLY設定で内部的に設定されたものを除き、すべての構造要素がボディの重量の計算に使用されます。

説明

このコマンドは、構造物のメンバー、プレート、およびソリッドの自重を考慮する場合に使用されます。すべてのアクティブな要素の自重が、等分布メンバー荷重として計算され、作用します。

注記: 自重コマンドではサーフェスは考慮されません。サーフェス要素の自重を含めるには、SSELFWTを使用する必要があります。「TR.32.9.2 サーフェス自重荷重」を参照してください。

このコマンドは、方向と係数の設定なしで使用可能です。そのため、SELFWEIGHTとして設定される場合、荷重は、全体座標系の-Y方向に係数1とともに作用します。

注記

  1. 密度は、自重の計算用に与えられる必要があります。
  2. 有限要素の自重は、接続ノードにおけるジョイント荷重に変換され、エレメント圧力荷重としては使用されません。
  3. プレートの自重は、ジョイントに与えられ、プレートのリリースを考慮しません。
  4. 地震荷重ジェネレータの静的メソッドの定義においても、SELFWEIGHTの設定でリストを受け入れることができます。ただし、このコマンドには方向の設定はありません。
  5. 同様に、参照荷重で使用する場合もSELFWEIGHTの設定でリストを処理することができます。

LOAD 1 DEAD AND LIVE LOAD
* includes the selfweight of all members, plates, and solids.  The following two commands are functionally identical
SELF
SELFWEIGHT y -1.0 all
*
* Factored weight for members, plates, and solids 4 through 10 along global x direction
SELFWEIGHT X 1.4 LIST 4 TO 10
* Includes weight of al members, plates, and solids associated with the group _PLATEGRP1
SELF X 1.0 _PLATEGRP1