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TR.32.3.2 要素荷重の設定 - ソリッド

次のタイプの荷重をソリッド要素の個々のフェースに割り当て可能です。

  • 等圧力

  • あるノードにおける強さが、同じフェースの他のノードにおける強さと異なる可能性があるフェースの体積タイプの圧力。

    そのような荷重の例は、ダムの傾いた面における水の重量です。ダムがソリッドを使用してモデル化される場合、個々のエレメントにとって、ある高さのノードにおける水の高さは、より高い位置のノードの水の高さよりも大きくなります。

一般的な書式

書式は次のとおりです。

ELEMENT LOAD SOLIDS
elem-list FACE i1 PRESSURE { GX | GYGZ } f1 f2 f3 f4

指定項目:

  • f1 f2 f3 f4 = 3つ、または4つのジョイントからなる各フェースのジョイントにおける圧力の値。f1のみが等圧力用に設定される必要があります。どのような場合でも、全フェースにわたって圧力が与えられます。    
  • i1= 選択されたソリッドに関する、圧力を受ける6つのフェース番号のうちの1つです。次のフェースの定義に関しては、「G.5.2 Solid Elements」の図を参照してください。フェースが3点になる場合でも、4つのジョイントすべてに関して圧力を入力してください。   

説明

上記のオプションでは、圧力を受ける6つのフェースのうちの1つ以上を設定することによりソリッドに載荷します。

PRESSUREは、全体(GXGYGZ)方向、またはZ方向(エレメントに垂直)に与えられます。全体方向が省略される場合、作用する荷重は、フェースに垂直でソリッド内に正の圧力を生じると仮定されます。荷重は、投影面積ではなく、面積に比例します。

面数 サーフェスジョイント
f1 f2 f3 f4
1 前 Jt 1 Jt 4 Jt 3 Jt 2
2 下 Jt 1 Jt 2 Jt 6 Jt 5
3 左 Jt 1 Jt 5 Jt 8 Jt 4
4 上 Jt 4 Jt 8 Jt 7 Jt 3
5 右 Jt 2 Jt 3 Jt 7 Jt 6
6 後 Jt 5 Jt 6 Jt 7 Jt 8

LOAD 4
ELEMENT LOAD SOLIDS
11 12 FACE 3 PR 2.5 1.5 2.5 5.5