STAAD.Pro Help

M.パラメトリックモデル

STAAD.Proでは、一連のパラメータからメッシュを自動的に生成して、サーフェスをモデル化できます。メッシュ分割された壁、スラブ、またはパネルのエンティティを、モデル本体に展開する前に、それらの最終的な状態をプレビューできます。これにより、メッシュ分割を視覚的に何度か試した後で、最適なものを決めることができます。

ヒント: STAAD.Proの過去のバージョンでは、メインウィンドウの形状メニュー、および同じく形状メニューからアクセスされる構造ウィザードを通して、メッシュ生成機能が利用できました。これらの機能は引き続き利用可能ですが、拡張されたメッシュ生成ツールが形状ページに追加されました。
この方法は、STAAD.Proの別のメッシュ生成方法に対して以下のような利点があります。
  1. メッシュ分割された壁、スラブ、またはパネルのエンティティを、モデル本体に展開する前に、それらの最終的な状態をプレビューできます。メッシュ分割を視覚的に何度か試した後で、最適なものを決めることができます。これにより、最終的に好ましくないメッシュ分割のパネルとなる不都合さが大幅に低減されます。
  2. メッシュ分割の過程では、プログラムはパネルの境界内にあってもパネルのコーナーとして採用されない既存のノードを自動的に考慮します。パネル境界を定義すれば十分です。残りのノードは、プログラムによって自動的に"コントロールポイント"として考慮されます。コントロールポイントとは、いくつかのエレメントがこれらのノードを生成リストに持つように作成されることを表しています。コントロールポイントは、複数スパンスラブを支持するトラス、または複数の柱を支持する基礎スラブのパネルポイントになり得ます。
  3. サーフェス上で定義されるラインに沿ってノードを作成することができます。そのため、壁と連続しているスラブに対して必要なことは、共通境界を定義する1本のラインを描画するだけです。そうすると、そのラインに沿ってノードが作成され、後で壁がメッシュ分割されるときに、それらのノードが自動的に壁用のコントロールポイントになります。一体になっている2つのパネルを正確にモデル化する問題は、現在この機能によって容易に処理されます。