STAAD.Pro Help

D9.C.8 コードチェック

コードチェックの目的は、与えられたメンバー断面の特性が、構造物に作用する荷重によってメンバーに発生する力を伝達するのに適切であるかを確認することです。その適切さは、日本建築学会規準によって確認されます。

コードチェックは、メンバーの特定箇所における力とモーメントを参照して行われます。メンバーのBEAMパラメータが1に設定されている場合(デフォルト)、モーメントは、はりに沿って1/12の点ごとに計算され、主軸に関する最大モーメントが使用されます。どの断面も特定されず、BEAMパラメータが0にセットされている場合は、メンバーの始点と終点における力を基に設計されます。コードチェックでは、メンバーごとにPASSとFAILのラベル付きで出力されます。また、限界条件、支配荷重ケース、位置(始点からの距離)、支配力とモーメントの大きさが出力されます。

コードチェックの一般的な情報については、「 D1.B.1.3 Code Checking」を参照してください。コードチェックコマンドの仕様の詳細については、「TR.49 コードチェックの設定」を参照してください。