STAAD.Pro Help

TR.29.1 Struclinkメンバー属性

Struclinkユーティリティからデータを渡す際に、STAAD入力ファイル内の分析モデルのメンバーをジョイントで連結された連続するフィジカルメンバーとして扱うために使用されます。

注意: STAAD入力ファイルにStruclinkのデータを手動で入力することもできますが、この情報を追加する際はユーザーインターフェイスを使用することを強くお勧めします。

一般的な書式

注記: STRUCLINK属性は、DEFINE MEMBER ATTRIBUTEセクションに挿入する必要があります。
"STRUCLINK" "{ USE_DEFAULT | BREAK_MEMBER_ACROSS }" LIST member-list 

項目

Parameter説明
USE_DEFAULT この属性値は、Struclinkからエクスポートする際、2つの隣り合うメンバーが要件を満たす場合にフィジカルメンバーに統合することを示します。
BREAK_MEMBER_ACROSS この属性値は、Struclinkからエクスポートする際、2つの隣り合うメンバーが条件を満たす場合でも1つのフィジカルメンバーに統合しないことを示します。これにより、ジョイントにおいてフィジカルメンバーを分割する場所を定義することができます。たとえば、多層にわたる柱の両側に2つの同一のはりが結合されている場所などです。
member-list メンバー番号のリスト。

STAAD.Pro入力ファイルにおけるStruclinkのフィジカルメンバー形成属性の例を次にいくつか示します。

DEFINE MEMBER ATTRIBUTE
"STRUCLINK" "USE_DEFAULT" LIST 1 TO 5 7
"STRUCLINK" "BREAK_MEMBER_ACCROSS" LIST 6 8
END DEFINE