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TR.31.8.2 参照荷重質量テーブル

この方法では、参照荷重ケースで定義された荷重を応答スペクトルの重みとして使用します。ベースせん断の計算用に荷重を考慮する全体座標系の方向を定義することもできます。既定では、荷重の方向が設定されていない場合、全体座標系のY方向が想定されます。Y方向に作用する荷重がない場合は、X方向またはZ方向の合計荷重の最大値が考慮されます。

一般的な書式

1つの応答スペクトルで複数の参照荷重ケースを使用し、それぞれで個別の荷重係数を適用することができます。これにより、重みで使用する参照荷重を係数で制御することができます。たとえば、コードの地震荷重の規定に従って、死荷重の質量については100%、活荷重の質量については50%のみを地震荷重に使用する必要がある場合、参照死荷重ケースの係数を1.0、参照活荷重ケースの係数を0.5にして対応することができます。

これには、質量モデルを1つ定義して静的地震荷重と応答スペクトルの両方で使用できるという利点があります。方法は簡単で、応答スペクトル荷重ケースを参照荷重として定義してから、その参照荷重を静的地震と応答スペクトラムの両方の主荷重ケースで使用するだけです。

ヒント: モーダル分析とレイリー振動数の計算に同じ参照荷重ケースを使用することもできます。