M.Eurocodeに従って荷重の組み合わせを自動的に生成するには

『Eurocode - Basis of structural design, BS EN 1990:2002+A1:2005』（"Eurocode 0"とも呼ばれます）に基づいて強度限界状態に対する荷重の組み合わせを生成するには

荷重組み合わせジェネレータは、Cl. 6.4.3.2にある数式6.10、6.10a、または6.10bに基づいて荷重の組み合わせを作成できます。

これらの数式は、次の荷重の組み合わせを指定します。

\underset{j \geq 1}{Σ} γ_{G, j} G_{k, j} + γ_{p} P + γ_{Q, 1} Q_{k, 1} + \underset{i > 1}{Σ} γ_{Q, 1} ψ_{0, 1} Q_{k, 1}

(6.10)

あるいは、強度限界状態では、6.10aと6.10bの数式の好ましくないものを使用することができます。

\underset{j \geq 1}{Σ} γ_{G, j} G_{k, j} + γ_{p} P + γ_{Q, 1} ψ_{0, 1} Q_{k, 1} + \underset{i > 1}{Σ} γ_{Q, 1} ψ_{0, 1} Q_{k, 1}

(6.10a)

\underset{j \geq 1}{Σ} ξ_{j} γ_{G, j} G_{k, j} + γ_{p} P + γ_{Q, 1} Q_{k, 1} + \underset{i > 1}{Σ} γ_{Q, 1} ψ_{0, 1} Q_{k, 1}

(6.10b)

意味

注記: 上記の各数式の効果は常に加算されます。もし効果が負の場合（つまり、最終的な合計を減らす場合）、その効果はゼロとなります。

「ユーティリティ」リボンタブで、「ユーザーツール」グループの「ユーザーツール」 > 「Euro Code Load Combination Generator」ツールの順に選択します。

「Eurocode Combination Generator」ダイアログが開きます。
荷重の組み合わせの生成に使用する「Equation Number」を選択します。
(オプション) 「Start Combination Number」を指定します。
次のいずれかの「Method」を選択します。

結果の解析後の組み合わせを使用する「Combination」。線形弾性解析に適しています。

または
主荷重ケースから繰り返し荷重ケースを作成する「Repeat Load」。2次的な効果および動的解析に適しています。

(オプション) 組み合わせの数式で使用する荷重係数を指定します。

係数のタイトル	数式の表記
Permanent Actions, Gamma G	γ_G
Pre Stress Actions, Gamma P	γ_P
Variable Actions, Gamma Q	γ_Q
Permanent Action Reduction Factor, Xi	ξ
Variable Action Combination Factor, Psi 0	ψ₀

注記: デフォルト値はEC0で提供される値から取得されます。

「Categories」をクリックして、各STAAD.Pro荷重カテゴリを割り当てる荷重作用分類を指定します。

作用	含まれる荷重
(None)	このタイプの荷重は、生成された荷重の組み合わせには含まれません。
Permanent	Gk（永続）。既定では、死荷重が含まれます。ヒント: 質量荷重または重力荷重を含めることもできます。
Variable	Q（変動）。既定では、活荷重、屋根活荷重、風荷重、および雪荷重が含まれます。ヒント: 地震や温度などの荷重を含めることもできます。
Pre Stress	P（プレストレス）。既定では、このカテゴリに荷重は含まれていません。ヒント: STAAD.Proはプレストレス力に荷重カテゴリを使用しないため、この作用には、「Imperfection」などの一般的でない荷重カテゴリを使用できます。

「Generate Combinations」をクリックします。確認ダイアログボックスが開き、エクスポートの状況が表示されます。荷重ケースは、タイトルに選択した数式と荷重ケース番号を使用して生成されます。