STAAD.Pro Help

TR.37.7.9 入力パラメータ以外のコマンドの検証

  1. LOADTYPEは必須であり、GRAVITYまたはPUSHのどちらかにする必要があります。「TR.37.7.8 プッシュオーバー荷重の入力」を参照してください。
  2. 複数の重力荷重ケースを指定することができます。STAADでは、すべての重力荷重ケースが内部的に1つに統合されます。解析では、この組み合わせ重力荷重のみが使用されます。
  3. この組み合わせ重力荷重から、固有値解の質量ベクトルが形成されます。質量のモデリングを提供する必要はありません。
  4. 使用できるプッシュ荷重ケース(ユーザー定義の外部プッシュ荷重の形式か、またはプログラムによって生成される)は1つだけです。荷重方向は、全体座標系Xまたは全体座標系Zのどちらかになります。これらの方向を組み合わせることはできません。ユーザー定義の増分プッシュ荷重パターンについては、FX方向またはFZ方向のJOINT LOADのみを指定することができます。

プッシュオーバー解析入力の制限事項

プッシュオーバー解析では、次の入力を使用することはできません。

  • PERFORM PUSHOVER ANALYSISを複数回繰り返すことはできません。
  • PERFORM PUSHOVER ANALYSIS PRINTは受け入れられません。
  • CHANGEコマンドは受け入れられません。
  • LOAD COMBINATIONコマンドは受け入れられません。
  • SET Z UPコマンドは受け入れられません。
  • SET RESTART 1コマンドは機能しません(つまり、<ファイル名> .L17ファイルは作成されません)。
  • SURFACE要素は受け入れられません。
  • コンクリートの材質は考慮されません。
  • 非角形断面は考慮されません。
  • 曲り梁は考慮されません。
  • ケーブルメンバーは考慮されません。
  • プレート要素とソリッド要素は考慮されません。
  • 0度および90度以外のベータ角は受け入れられません。