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M.GB50009風荷重定義を追加するには

Chinese GB 50009-2012コードの風荷重定義と荷重ケースを追加するには、次の手順を使用します。

これらの手順は、「新規の追加: 風定義」ダイアログで風荷重定義を追加する場合に実行します。

この手順は、GB 50009-2012コードの手順に基づいて一連の風強さと高さの値を生成するために使用します。

  1. 「荷重&定義」ダイアログで、「定義」 > 「風荷重」エントリの順に選択して、「追加」をクリックします。
    「新規の追加: 風定義」ダイアログが開きます。
  2. 「コード」ドロップダウンリストから「GB 50009-2012」を選択します。
  3. 「追加」をクリックします。
    定義タイプが、「荷重&定義」ダイアログの「定義」 > 「風荷重」エントリに追加されます。
  4. 「荷重&定義」ダイアログで、新しい風定義タイプを選択して、「追加」をクリックします。
    「新規の追加: 風定義」ダイアログが開きます。ダイアログに「強度」タブと「受風点」タブが表示されます。
    注記: 以前に選択した「コード」が読み取り専用として表示されます。
  5. 「生成」をクリックします。 「中国GB 50009に対する風定義と風荷重ケースを生成」ダイアログが開きます。
  6. 風圧の高さ変動係数μzを計算するためのパラメータを入力します。
    1. 「建築物高さ」「下面の高さ」を入力します。
      注記: STAAD.Proは、GB 50009-2012コードの風荷重生成に使用される負のY座標値のみをサポートします。
    2. 地面からの高さを風強さ曲線の個別の点に分割する方法を選択します。
      • 高さ(H)を等分割するセグメント数 - 現在の建築物の全高(H)を均等に分割するセグメント数です。風圧を計算する必要がある個々の高さ(z)を計算するために使用します。
      • 高さ(H)に沿った等セグメント長 - セグメントの長さであり、長さは等しくなります。現在の建築物の全高(H)に沿った長さです。風圧を計算する必要がある個々の高さ(z)を計算するために使用します。
      • 特殊な高さ(z)を提供 - 特別な高さ(z)のリストです。これは、風圧を計算する必要がある個々の高さ(z)です。個々の高さ(z)の区切り文字には、コンマ(,)またはスペースを使用できます(3,6,9など)。
    3. 「粗さタイプ」を選択します。
    4. (オプション) 「修正係数」を入力します。
  7. 風の形状係数μsを計算するために使用するオプションを選択します。
    1. ドロップダウンリストから「形状アイテムID」を選択します。
      • 30 :閉多角形建築物
      • 37 :円形断面構造物(煙突)
    2. 閉多角形建築物の場合は、ドロップダウンリストから「第2形状タイプ」を選択します。
    3. 「形状係数を設定」をクリックして、「形状係数を設定」ダイアログで形状係数パラメータを指定します。

      閉多角形建築物の場合、面の定義についてはダイアログの図を参照してください。円形構造物の場合は、直径の変化を選択し、それに応じて直径の値を指定します。

    4. 各構造面および風方向の形状係数値を入力します。
    5. 「OK」をクリックします。
    6. (オプション) 必要に応じて、「他の建物からの干渉係数」の値を入力します。
  8. 参照風圧w0の値を指定します。
    1. 「参照風圧」の値を入力します。
    2. (オプション) 必要に応じて、使用する「修正係数」の値を入力します。
  9. (オプション) 風による振動係数βz、風方向を考慮する場合は、次の手順を実行します。
    1. 「風方向に沿った振動係数を考慮」オプションをオンにします。
    2. 使用する「構造減衰比」を入力します。 この値は0より大きくする必要があります。
    3. 建物の「基本固有振動の周期(T1)」を入力します。
    4. 適切な「構造タイプ」を選択します。
      • 「高層建築物」- 現在の建築物の構造タイプは高層建築物です。高層建築物は、非常に高く、階数または床数の多い現代の建築物です。高層建築物の風上面の幅は、高い塔状構造物よりも大きくなります。
      • 「高い塔状構造」- 現在の構造物の構造タイプは高い塔状構造物です。高い塔状構造物の風上面の幅は、その高さよりもはるかに小さく、また高層建築物よりも小さくなります。
    5. 「風上面の幅を入力」をクリックし、選択した構造タイプに基づいて風上面の寸法を指定します。
  10. 荷重定義の風荷重ケースを自動的に生成します。
    1. 「風荷重ケース」タブを選択します。
    2. 「風荷重ケースを生成」オプションをオンにします。
    3. 全体座標軸の各方向の範囲値を入力して、風荷重の範囲を指定します。
    4. 構造物がオープン構造の場合は、「オープン」オプションのチェックボックスをオンにします。
  11. 「OK」をクリックします。 強さと高さ関係の表に、計算された値が入力されます。地表の高さに負の値を使用すると、最初の行はこの高さのみを示します(つまり、この場合の強度値は"0.000"に指定されます)。
  12. 「追加」をクリックします。 風定義と生成された荷重ケースがモデルに追加されます。
一連の4つの荷重ケース(各構造面に1つ)が生成され、それぞれ、4つの各風方向につき4つの荷重項目が含まれます。風荷重生成データはSTAAD入力ファイル内に格納されます。
DEFINE WIND LOAD
TYPE 1 WIND 1
<! STAAD PRO GENERATED DATA DO NOT MODIFY !!!
GB50009-2012:PARAMS Version 3 Whole Wind_Group_ID 20210621162429414 Shape_Item "30 : -
CLOSED POLYGON BULDING" Second_Shape_UI "Rectangle" Interference_Factor 1 -
Shape_Factor Shape_Factor_Count 16 "LEFT Wind" "LEFT Face" 0.8 "LEFT Wind" -
"BACK Face" -0.7 "LEFT Wind" "RIGHT Face" -0.5 "LEFT Wind" "FRONT Face" -0.7 -
"RIGHT Wind" "LEFT Face" -0.5 "RIGHT Wind" "BACK Face" -0.7 "RIGHT Wind" -
"RIGHT Face" 0.8 "RIGHT Wind" "FRONT Face" -0.7 "FRONT Wind" "LEFT Face" -
-0.7 "FRONT Wind" "BACK Face" -0.5 "FRONT Wind" "RIGHT Face" -0.7 "FRONT -
Wind" "FRONT Face" 0.8 "BACK Wind" "LEFT Face" -0.7 "BACK Wind" "BACK Face" -
0.8 "BACK Wind" "RIGHT Face" -0.7 "BACK Wind" "FRONT Face" -0.5 -
Building_Height_H 9 Bottom_Elevation 0 z_Provide_Mothod 2 Segment_Count 5 -
Segment_Length 3 z_Special_List "4.5,9" Rough A -
Modify_Factor_of_Height_Factor 1 Province "" City_UI "" Refer_Wind_Press -
0.45 Modify_Factor_of_Press 1 Is_Calc_Vibration_Factor 0 Damp_Ratio 0.01 -
Basic_Period 1 Structure_Type 1 Windward_Width Width_Count 4 "LEFT Wind" -
Bottom_Width 0 Top_Width 0 "RIGHT Wind" Bottom_Width 0 Top_Width 0 "FRONT -
Wind" Bottom_Width 0 Top_Width 0 "BACK Wind" Bottom_Width 0 Top_Width 0 -
Generate_Load_Case 1 Select_Method 0 Face_Info Face_Count 4 "LEFT Face" -
Group "" Member_List "" X_Min 0 X_Max 0 Y_Min 0 Y_Max 0 Z_Min 0 Z_Max 0 -
Is_Open 0 "BACK Face" Group "" Member_List "" X_Min 0 X_Max 0 Y_Min 0 Y_Max -
0 Z_Min 0 Z_Max 0 Is_Open 0 "RIGHT Face" Group "" Member_List "" X_Min 0 -
X_Max 0 Y_Min 0 Y_Max 0 Z_Min 0 Z_Max 0 Is_Open 0 "FRONT Face" Group "" -
Member_List "" X_Min 0 X_Max 0 Y_Min 0 Y_Max 0 Z_Min 0 Z_Max 0 Is_Open 0 -
Build_Rotation_In_Model 0 Each_Type "LEFT Face" "LEFT Wind"
!> END GENERATED DATA BLOCK
INT 0.49 0.559 HEIG  4.5  9
LOAD 1 LOADTYPE Wind  TITLE WIND FROM LEFT (+X) LOAD CASE
* GB50009-2012:PARAMS Each_Load Wind_Group_ID 20210621162429414 "LEFT Wind"
WIND LOAD X 0.8 TYPE 1
WIND LOAD -Z -0.7 TYPE 1
WIND LOAD -X 0.5 TYPE 1
WIND LOAD -Z 0.7 TYPE 1
LOAD 2 LOADTYPE Wind  TITLE WIND FROM RIGHT (-X) LOAD CASE
* GB50009-2012:PARAMS Each_Load Wind_Group_ID 20210621162429414 "RIGHT Wind"
WIND LOAD -X -0.5 TYPE 1
WIND LOAD -Z -0.7 TYPE 1
WIND LOAD X -0.8 TYPE 1
WIND LOAD -Z 0.7 TYPE 1
LOAD 3 LOADTYPE Wind  TITLE WIND FROM FRONT (-Z) LOAD CASE
* GB50009-2012:PARAMS Each_Load Wind_Group_ID 20210621162429414 "FRONT Wind"
WIND LOAD -X -0.7 TYPE 1
WIND LOAD -Z -0.5 TYPE 1
WIND LOAD -X 0.7 TYPE 1
WIND LOAD Z -0.8 TYPE 1
LOAD 4 LOADTYPE Wind  TITLE WIND FROM BACK (+Z) LOAD CASE
* GB50009-2012:PARAMS Each_Load Wind_Group_ID 20210621162429414 "BACK Wind"
WIND LOAD -X -0.7 TYPE 1
WIND LOAD Z 0.8 TYPE 1
WIND LOAD -X 0.7 TYPE 1
WIND LOAD -Z 0.5 TYPE 1
同じ手順を使用して、風荷重生成を変更し、保存されている風定義と荷重ケースを更新できます。