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M.ASCE 7風荷重定義を追加するには

ASCE 7に従って計算された値を使用して風強さテーブルを設定するには、次の手順を使用します。

これらの手順は、「新規の追加: 風定義」ダイアログで風荷重定義を追加する場合に実行します。
  1. 「荷重&定義」ダイアログで、「定義」 > 「風荷重」エントリの順に選択して、「追加」をクリックします。
    「新規の追加: 風定義」ダイアログが開きます。
  2. 「コード」ドロップダウンリストから次のオプションのいずれかを選択します。
    • ASCE 7:1995
    • ASCE 7:2002
    • ASCE 7:2010
    • ASCE 7:2016
    ヒント: また、オプションの「コメント」を入力して、風定義をさらに説明することもできます("X方向の風"など)。
  3. 「追加」をクリックします。
    定義タイプが、「荷重&定義」ダイアログの「定義」 > 「風荷重」エントリに追加されます。
  4. 「荷重&定義」ダイアログで、新しい風定義タイプを選択して、「追加」をクリックします。
    「新規の追加: 風定義」ダイアログが開きます。ダイアログに「強度」タブと「受風点」タブが表示されます。
    注記: 以前に選択した「コード」が読み取り専用として表示されます。
  5. 「生成」をクリックします。
    「ASCE-7: 風荷重」ダイアログが開きます。
  6. 「共通」タブで、全般的なコードおよびサイト情報を入力します。
    1. ASCE-7コードの年(エディション)を選択します。
    2. 「建築物分類カテゴリ」を選択します。
    3. 選択した単位で「基本風速」を入力します。
    4. 「暴露カテゴリ」を選択します。
    5. 目的の構造物を最もよく表す「構造タイプ」を選択します。
    6. ASCE 7-16の場合、構造物の基礎の「海面からの高さ」を入力し、この入力値に適した長さの単位を選択します。
    7. (オプション) 「丘陵あるいは急傾斜地の上の風速アップを考慮に入れますか?」で、その必要がある場合は、「はい」オプションを選択し、上昇タイプと寸法を指定します。
  7. 「適用」をクリックします。
    注記: ダイアログの2番目のタブが更新され、「構造タイプ」の選択が反映されます。
  8. 2番目のタブを選択し、構造データを入力します。
    1. 構造の寸法を入力します。
    2. 構造の横断面タイプを選択します(該当する場合)。
    3. 風に暴露するメンバーの方向を選択します(該当する場合)。
    4. 暴露する構造メンバーの形状を選択します(該当する場合)。
    5. 「構造固有振動数」を入力します。
      固有振動数が1 Hz未満の場合、構造物は、ガスト効果係数Gの計算時に"柔構造"と見なされます。固有振動数が1 Hz以上の場合、構造物は、ガスト効果係数の計算時に"剛構造"と見なされます。
    6. 「構造減衰比」を入力します。
    7. 閉鎖形の分類を選択します(該当する場合)。
    8. (オプション) 「使用 Kzt」「使用 Kd」「使用 Kz」、または「使用 Ke」オプションの任意の組み合わせを選択して、これらの係数の値を手動で入力します。
      それ以外の場合は、計算された係数が使用されます。
  9. 「設計圧力」タブを選択します。
    現在の入力に対して計算された高さと強さのデータがここに表示されます。
  10. (オプション) 「使用 G」と「使用 Cf」のオプションをオンにして、これらの係数の値を手動で入力できます。 それ以外の場合は、計算された係数が使用されます。
  11. 「OK」をクリックします。 ダイアログが閉じ、風強さと高さのデータが「強度」タブのテーブルに追加されます。
注記: 入力ファイルには、ASCE 7風荷重生成データのセクションが含まれます。これはSTAAD解析エンジンによって直接読み取られるわけではありませんが、これらの値は、風荷重パラメータを変更できるように格納されます。
これで、ASCE-7に従って計算された値を使用して、風荷重定義を進めることができます。