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M.プレートのそりのチェックをするには

そりのあるプレートとは、4ノードプレートでノードが同じ面内にないものとして定義されます。このツールは、そのようなプレートを検出します。

「オプション」ダイアログの「許容差」タブにある「歪んだプレート要素を検出する許容値」を最初に設定することで歪んだプレートの許容値が設定できます。角偏差がこの許容値を超えているプレートだけが表示されます。

このチェックにおいて、反りとは頂点の法線間で歪んでいるとされる角度を超えた場合を定義します。

  1. モデル内で1つ以上のプレートを選択します。
  2. 「ユーティリティ」リボンタブで、「路線ツール」グループの「プレートツール」 > 「プレートのそりをチェック」ツールの順に選択します。

    歪んだプレートが検出された場合、「歪んだプレートを検出」ダイアログが開きます。選択された全プレートと最大の角偏差がリストに表示されます。選択されたプレートの全体座標が下に表示されます。

  3. (オプション) 「ハイライト」をクリックします。
  4. (オプション)  「削除」をクリックします。
    ヒント: メインインターフェイスの「元に戻す」ツールを使い、この操作をアンドゥできます。
  5. 歪んだプレートのレビューが完了したときは「閉じる」をクリックします。

このような要素の例は、次のSTAAD入力ファイルで示されます。

STAAD SPACE
UNIT FEET KIP
JOINT COORDINATES
1 0 0 0; 2 0 10 0; 3 10 10 0; 4 10 0 2
ELEMENT INCIDENCES SHELL
21 1 2 3 4
FINISH

ノード1、2、および3は、Z=0のXY平面内にあるが、ノード4のZ座標は2であり、これによって、プレートは平面ではなくなります。

歪んだプレートチェックにより、四角形要素は2つの三角形のセットに再分割されます。1つは点1から点3までの対角線で、もう1つは点2から点4までの対角線です。これらの三角形は同じ平面上にはないため、共有エッジで三角形の間に角度が生じます。歪んだ四角形要素の隣接する三角形の間にある最大の角度が、許容誤差の閾値と比較されます。この許容角度を超えた場合、プレートは過度に歪んでいるとレポートされます。

A) 対角線2-4で形成された三角形のチェック。

B) 対角線1-3で形成された三角形のチェック。