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TR.1.3 全体領域設定によるオブジェクトのリスト

全体領域を与えてオブジェクト(ジョイント、メンバー、エレメント)のリストを設定する場合に使用します。設定方法の一般的な書式は次のとおりです。

一般的な書式

{ XRANGE | YRANGE | ZRANGE } f1, f2

指定項目:

  • XRANGE、YRANGE、ZRANGE =   領域の方向(それぞれ、全体座標X、Y、Z方向に平行)
  • f1、f2 =   領域を定義する値(現単位系において)

注記

  1. リストごとに1つの領域方向のみ(XRANGE、YRANGEなど)が許容されます(例外:面積/床荷重とコントロール/依存)。

  2. 他の項目をリストに含めることはできません。

  3. 領域を定義する値(f1、f2)は、現単位系で与えられる必要があります。

MEMBER TRUSS
XRANGE 20. 70.
CONSTANTS
E STEEL YRANGE 10. 55.

上記の例では、XRANGEは、値20.と70.によって設定されます。この領域は、全体座標のX軸に平行で、境界がX=20とX=70の領域内にその全体が位置する部材のすべてを含みます。