TR.20.2.1 角形テーパーチューブの特性の設定

次のコマンドは、角形テーパーチューブ断面の特性の設定に使用されます。以下に示される特性タイプに関して、追加の情報は、ASCE 72の文書第2版の表2.1より得られます。

一般的な書式

property-spec = { ROUND | HEXDECAGONAL | DODECAGONAL | OCTAGONAL | HEXAGONAL | SQUARE } START D1 END D2 THICK t

指定項目:

Parameter	説明
START D1	メンバーの開始断面のせい
END D2	メンバーの最終断面のせい
THICK t	断面の厚さ（部材の長さ方向に渡って一定）

角形テーパーチューブの形状

正方形	六角形（6辺）
八角形（8辺）	12角形（12辺）
16角形（16辺）	円形

注記

断面特性は、薄肉断面に適用可能な公式を使用して計算されます。
せん断変形は、テーパー付きI形はりおよびテーパー付きポールでは考慮されません。つまり、SET SHEARコマンドは、これらの断面を持つメンバーについての変形の計算には影響しません。

例

UNIT …
MEMBER PROPERTY
1 PRIS ROUND STA 10 END  8  THI 0.375
2 PRIS HDC STA 15 END 10 THI 0.375
3 PRIS DOD STA 12 END 12 THI 0.375

角形テーパーチューブ断面のメンバーの設計に関するその他の例については、C:\Users\Public\Public Documents\STAAD.Pro CONNECT Edition\Samples\US\Square_tapered.stdおよびC:\Users\Public\Public Documents\STAAD.Pro CONNECT Edition\Samples\US\Round_tapered.stdを参照してください。