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M.SP 20.13330.2016に従って動的風荷重を適用するには

SP 20.13330.2016風定義を動的荷重として構造に適用するには、次の手順を使用します。

動的風荷重ケースを使用するには、モーダル分析と少なくとも1つの静的荷重ケースが必要です。

STAAD.Proで動的風荷重の生成を実行するには、事前に静的荷重ケースを定義しておく必要があります。静的荷重ケースは、同じコードに従う静的風荷重など、ロシアの動的荷重ケースの前に定義されている任意の静的な主荷重ケースにすることができます。この静的荷重ケースから動的風荷重モジュールに静的荷重ベクトルが提供されます。

ロシアの動的風荷重成分では、ノードの動的風荷重成分を計算するためにモーダル質量と固有ベクトルが必要となるため、動的風荷重定義の前にモーダル分析を実行する必要があります。そのため、荷重ケースより前に定義された参照質量を使用してモーダル分析用の荷重ケースも別途含める必要があります。詳細については、「G.17.3.2 Mass Modeling」を参照してください。また、他の荷重ケースでは質量荷重を使用する必要がない場合(つまり他の荷重には参照荷重ケースが不要な場合)は、WIND LOADコマンドの前に動的荷重ケース内で質量荷重を定義することもできます。

  1. 次のどちらかを行います。

    「荷重」リボンタブで、「荷重仕様」グループの「荷重項目」ツールを選択します。

    ヒント: これにより、プログラムステータスバーで現在選択されている荷重グループに荷重項目が追加されます。

    または

    「荷重&定義」ダイアログの「荷重ケース詳細」リストで主荷重ケースを選択し、「追加」をクリックします。

    「新規の追加: 荷重項目」ダイアログが開きます。
  2. 「風荷重」 > 「風荷重 - 動的」タブを選択します。
    注記: SP 20.13330.2016風荷重定義がモデルにまだ追加されていない場合、このタブは無効になります。詳細については、「 M.SNiP風荷重定義を追加するには」を参照してください。
  3. 「タイプを選択」ドロップダウンリストで、この荷重ケースの風荷重定義を選択します。
    このリストには、SP 20.13330.2016風定義のみが表示されます。
  4. 「風方向に沿った建物の幅」「風方向を横切る建物の幅」の値を入力します。
    これらは、それぞれ風方向に平行な幅と垂直な幅です。
  5. 荷重「係数」の値を入力します。
  6. (オプション) モーダル分析のモード形状をすべて含めるには、「すべてのモード形状を許可」をオンにします。 オンにしない場合は、最初のモード形状のみが使用されます。
  7. モデル内のこの荷重ケースに先行する主荷重ケースのドロップダウンリストから「静的な風ケース」を選択します。
  8. グラフィカルな平面ビューで、風が適用される方向を選択します。
  9. 「追加」をクリックします。