「プレート仕様」ダイアログ
有限要素仕様の設定に使用します。
「リリース」タブ
要素のコーナーノードにおける1つ以上の自由度のリリースに使用します。リリースが設定されない場合は、すべてのメンバーはノードに剛接合されます。つまり、片持ちはりの自由端や端部がサポートされている場合を除いて、すべての自由度は拘束されます。
設定 | 説明 |
---|---|
ノード |
リリースされるノードを選択します。ノード番号は、その要素の要素生成に依存します。 |
リリース |
FX、FY、FZ、MX、MY、またはMZのチェックボックスにチェックを付けて要素のリリース条件を定義します。これらは、要素のローカル座標系に基づいています。 |
「オフセット」タブ
要素生成ジョイントから要素コーナーへの剛リンクオフセットの追加に使用します。
詳細については、「TR.25.2 要素オフセットの設定」を参照してください。「面内回転自由度を無視」タブ
プレート要素のローカル座標軸のMz自由度に対してSTAADが決定する剛性値を上書きするのに使用します。
詳細については、「TR.24 要素平面応力と面内回転無視の設定」を参照してください。
このプレート要素仕様には付加パラメータがありません。
「剛体面内回転」タブ
プログラムはコーナーMzの"面内回転"動作を、他のコーナーのMz回転剛性に結び付けます。
詳細については、「TR.24 要素平面応力と面内回転無視の設定」を参照してください。
このプレート要素仕様には付加パラメータがありません。
「平面応力」タブ
プレート要素を平面応力要素としてモデル化するのに使用します。
詳細については、「TR.24 要素平面応力と面内回転無視の設定」を参照してください。
このプレート要素仕様には付加パラメータがありません。
「剛性を無視」タブ
選択したプレートの剛性を剛性マトリックスの作成時に無視するのに使用します。このため、選択したプレートの剛性は考慮されません。これは、ビームメンバーの不活性コマンドと似ています。
プレート要素をモデル化するときに、プレートは荷重を伝達すると同時に解析ではプレートの剛性を考慮したくない状況にしばしば遭遇します。たとえば、ガラスパネルや波板屋根のような構造ユニットは、風圧や雪荷重といった荷重を受けます。これらの要素は、そのような荷重を支持し、構造物の残りの部分にその荷重を伝達するように設計されますが、構造物に付加的な剛性を与えるようには設計されません。
このプレート要素仕様には付加パラメータがありません。