TR.37.6.1 目的
このコマンドは、解析要求を設定し、(この解析コマンドより前で設定される必要があり、)質量分布の定義として使用されるMODAL CALCULATIONコマンドにより荷重ケースを設定し、定常状態強制関数、出力振動数、およびジョイント応答の出力を規定する入力データブロックを開始するために使用されます。
すべての入力と出力の振動数の単位は、ヘルツです(HzまたはCPS)。
一般的な書式
PERFORM STEADY STATE ANALYSIS
Perform Steady State Analysisコマンドの後の最初の入力は次のとおりです。
BEGIN ( { STEADY | HARMONIC } ) ( { FORCE | GROUND } )
このコマンドは、有効で、解析で使用される4つの荷重/解析タイプのいずれかを選択します。これら4つについては、「TR.37.6.4 定常地動荷重」から「TR.37.6.7 調和力荷重」までに述べられます。
このデータブロックは、END STEADYコマンドによって終わる必要があります(「TR.37.6.9 定常状態/調和解析の最終行」を参照)。
定常状態/調和解析は、地動に対する、6つのジョイント方向の最大変位とそれに対応する位相角を、「 TR.37.6.2 調和出力振動数の定義」で定義される各振動数に対して計算します。
PRINT JOINT DISPとポスト処理で表示される結果では、与えられたジョイントと方向についての荷重ケース変位は、ある定常状態荷重ケースのすべての振動数(位相角なし)に対する最大値となります。
調和解析のポスト処理では、任意ジョイントの、振動数に対する相対変位、速度、加速度のLog-Logグラフが選択可能です。
振動数による位相角ありの変位の出力については、「TR.37.6.8 定常状態/調和の結果の出力」を参照してください。