時刻歴加速度から床スペクトルを計算するには、次の手順を使用します。
この手順は、時刻歴荷重ケースが解析エンジンによって解決される場合にのみ使用してください。
注記: 床応答スペクトルコマンドは、解析コマンドのすぐ後にある必要があります。したがって、この手順を開始する前に、対応する解析コマンドを選択すると便利です。
注記: その解析には一つの時刻歴荷重ケースのみを含めることができます。
このコマンドは、時刻歴解析の結果から床、ジョイントのスペクトル計算を設定するために使用されます。
注記: これには、STAAD.Pro Advancedライセンスが必要です。
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次のどちらかを行います。
「解析」ページを選択する
または
「解析と設計」リボンタブで、「解析データ」グループの「解析コマンド」ツールを選択する
「解析/印刷コマンド」ダイアログが開きます。
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「床スペクトルを生成」タブを選択します。
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必要なすべてのグループと方向に対して、次の手順を使用します。
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テーブル行の1つ以上の全体方向をチェックします(GX、GY、およびGZ)。
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スペクトルを識別するための「タイトル」を入力します。
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ドロップダウンを使用して、この方向に含まれるノードグループを選択します。
必要な数だけ含めることができます。
- (オプション)
スペクトルに使用する振動数オプションを入力します(いずれも入力は任意です)。
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計算されたスペクトルに含まれる最低振動数(Hz単位)。
最低0.0Hzである必要があります。
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計算されたスペクトルに含まれる最高振動数(Hz単位)
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最低振動数と最高振動数の間で使用する振動数間隔数
- (オプション)
比率として使用する減衰比を最大10個入力します
(たとえば、3%の減衰なら0.03)。
1つのスペクトルは、定義された各フロアに対して要求された各グローバル方向の減衰比ごとに生成されます。スペクトルはこれらの減衰比に基づきます。入力しないと、デフォルトの5%(0.05)減衰が単一減衰比として使用されます。
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地動が定義されていて、スペクトルを地動加速度に対する床の相対加速度に基づいたものにする場合は、「相対加速度」オプションをオンにします。
それ以外の場合、加速度は絶対加速度と見なされます。
- (オプション)
必要に応じて印刷パラメータを選択します(どちらも任意です)。
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「時刻歴加速度を印刷」オプションをオンにして、これを出力に含めます。
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「計算したスペクトルを印刷」オプションをオンにして、これを出力に含めます。
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使用する印刷オプションを選択します。
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「追加」をクリックします。
ヒント: 「選択行の後に」オプションを使用すると、解析コマンド(この手順の前に選択済みの場合)のすぐ後に追加できて便利です。
床スペクトル生成コマンドが入力ファイルに追加されます。