以下に示すvon Mises応力式は、AIJ鋼構造用設計コード(AIJの2002および2005エディション)の対応する数式に基づいて、はり要素に対して修正されており、数式の左辺が1より小さいことを示しています。このチェックは、BEAMパラメータで指定された位置で実行されます。
注記: 他の設計チェックと同様に、
RATIOパラメータを使用して設計比率を修正することができます。
次のように、von Mises応力はAIJ条項5.16に準拠して評価され、チェックされます。
意味
σx
| = | はり要素の長手方向の応力。MISESパラメータが1または2に設定されている場合、次の式が使用されます。これは、モーメントの適切な符号と弾性係数値を使用して、それぞれの角について1回ずつ複数回実行されます。その中で最大の応力が使用されます。
MISESパラメータが3または4に設定されている場合、次のように、各軸の最小の弾性係数を使用して長手方向の応力が1回計算されます。
|
Fx
| = | 軸力 |
My
| = | Y軸まわりの曲げモーメント |
Mz
| = | Z軸まわりの曲げモーメント |
Ax
| = | 断面積 |
Zy
| = | Y軸に対する断面係数 |
Zz
| = | Z軸に対する断面係数 |
τxy
| = | はりのせん断応力。MISESパラメータを1または3に設定すると、ねじり応力が含まれます。
MISESパラメータを2または4に設定すると、ねじり応力が除外されます。
|
Mx
| = | ねじりモーメント。 |
Fy
| = | Y方向のせん断応力 |
Fz
| = | Z方向のせん断応力 |
Zx
| = | ねじり断面係数 |
Dx
| = | メンバーのせい |
Ix
| = | ねじり定数 |
Ay
| = | Y方向の有効せん断面積 |
Az
| = | Z方向の有効せん断面積 |
ft
| = | 許容引張応力 |
k
| = | TMPパラメータで指定される荷重期間係数:
|
STRESSES出力カテゴリでは、(von Mises応力式の分子)の応力値がfmの値として出力されます。細長比、応力、たわみとともに、von Mises応力式がチェックされます。左辺で最大比の値が算出される場合、それはRATIOと出力され、"VON MISES"がCRITICAL CONDと出力されます。