展開イメージについて
複数のマシンに同一のインストール構成を持つアプリケーションをインストールするために、展開イメージがシステム管理者によって作成されます。インストール構成には、インストールの展開先、機能、ショートカットなどが含まれます。展開イメージを作成しておくと、その展開イメージ内のSetup.exeをダブルクリックするだけで決まった構成のアプリケーションをインストールでき、ユーザーが操作したり、コンポーネントをダウンロードするためにインターネットに接続したりする必要がありません。展開イメージのフォルダは、組織内のすべてのユーザーがインストールを直接実行できるように、共有の場所に移動できます。管理者は製品のインストールのためのソフトウェアが配布されるシステムで、この共有の場所を使用できます。
展開イメージは、UNCパスとしてネットワークで共有、およびSMS/SSCMを使用してプッシュすることができます。
展開イメージを利用するメリット
概念としては、展開イメージはあらかじめ設定されたオフラインインストーラと考えることができます。次に、展開イメージを利用するメリットを示します。
- インターネット接続が不要です。
- 製品をインストールする前に必須のパッケージやパッケージのセットを別途準備する必要がありません。
- 展開イメージでインストール先を指定し、設定できます。定義しておくと、すべてのマシンで同じ場所に製品がインストールされます。
- 展開イメージの作成時に、インストールするコンポーネントをあらかじめ選択します。そのため、すべてのマシンに厳密に同じコンポーネントがインストールされます。
展開イメージの内容
展開イメージには、製品にパッケージ化されているすべてのファイル、およびダウンロード可能なファイルが含まれます。イメージは、作成されたシステムを分析することはありません。インストールするすべてのコンポーネントの保存のみを行います。また、展開イメージは、インストール構成も保存します。
インストールを開始する前に
非ルートドライブの使用 - 展開イメージの構成設定で指定されているインストール先ドライブが、ルートディレクトリ(通常はc:\)以外の場合は、アプリケーションをインストールしようとしているコンピュータにそのドライブが存在することを確認します。