MicroStation PowerDraft CONNECT Edition Help

変数ダイアログボックス

アクティブなモデルの変数と変差を作成および管理するために使用します。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • リボン:「作図」 > 「拘束」 > 「寸法」
設定説明
新規


新しいローカル変数または変差を追加します。

選択したアイテムを複製


選択したローカル変数または変差のコピーを作成します。
削除


選択したローカル変数または変差を削除します。
注記: アイテムタイプの変数を削除するには、「アイテムタイプ」 > 「削除」の順に選択します。
上に移動


このダイアログボックスの階層内で選択したローカル変数または変差を1つ上の位置に移動します。変数の場合、これにより、変数が「プロパティ」ダイアログボックスに表示される順序を制御します。変差の場合は、「パラメトリックセルを配置」ツール内の場合のように、変差の一覧に表示される順序を制御します。
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このダイアログボックスの階層内で選択したローカル変数または変差を1つ下の位置に移動します。変数の場合、これにより、変数が「プロパティ」ダイアログボックスに表示される順序を制御します。変差の場合は、「パラメトリックセルを配置」ツール内の場合のように、変差の一覧に表示される順序を制御します。
変数値をモデルに適用


選択した変差の変数値をアクティブなモデルの変数値に適用します。
アイテムタイプ 「アイテムタイプ」ダイアログボックスから割り当てられる使用可能なアイテムタイプライブラリおよびアイテムタイプを一覧表示します。
プロパティ 「プロパティ」セクションには、ダイアログボックスの左側で選択したオブジェクトのプロパティが表示されます。
「プロパティ」>「アイテムタイプの変数名」 「アイテムタイプ」ダイアログボックスで設定された、選択したアイテムタイプの変数のプロパティを表示します。
「プロパティ」>「変数」 すべての変数の現在アクティブな値が表示されます。
「プロパティ」>「変数定義」 選択したローカル変数の次のパラメータが表示されます。
  • タイプ - 選択した変数のタイプ。モデリング対象として次のタイプがサポートされています。
    注記: 変数のタイプにより、関連付けることができる拘束とプロパティのタイプを制御します。たとえば、半径による拘束を定義するときに角度タイプのすべての変数がドロップダウンリストで使用可能になります。
  • 演算式 - 数式を使用して変数の値を計算できます。演算式では、他の変数、条件文、演算、およびさまざまな算術関数と三角関数を使用することができます。計算した変数の値を直接編集することはできませんが、その値は、演算式内で参照されている変数の値に加えられた変更を反映するよう更新されます。

    たとえば、幅が必ず長さの0.5倍で、高さが幅の0.75倍である単純な直方体があるとします。この場合、次のように演算式を作成することができます。

    Length=5である場合、Width=0.5*Length、Height=0.75*Widthになります。

    この場合、Length、Width、Heightの順序で変数を作成する必要があります。これは、各変数にはその前に定義された変数への参照が含まれるためです。存在しない変数を参照する数式、または数式が割り当てられている変数を直接的または間接的に参照する数式を作成することはできません。上記の変数を直方体の寸法に適用した場合、長さ(Length)の値のみが編集可能です。ただし、編集すると幅(Width)と高さ(Height)の値も変更されます。

  • 適用範囲 - モデルをパラメトリックセルとして配置するときに変数の値が編集可能であるかどうかを制御します。
    • インスタンス - 変数の値は、パラメトリックセルとしての配置中または配置後に編集することができます。たとえば、パイプをモデリングする場合、個々のパイプの長さが異なる傾向があるため、「長さ」変数の適用範囲を「インスタンス」に設定することは理にかなっています。
    • 定義 - 変数の値は、パラメトリックセルとしての配置中または配置後に編集することができません。たとえば、パイプをモデリングする場合、「直径が2インチのパイプ」や「直径が4インチのパイプ」などのいくつかの変差を定義することができます。同じ直径のパイプが複数ある場合が多いため、「直径」プロパティの適用範囲を「定義」に設定することは理にかなっています。
  • 表示 - モデルをパラメトリックセルとして配置するときに変数の表示を制御します。一般的に、図形を生成するために使用される中間的な変数のうち、モデリングするオブジェクトの外部向けプロパティとして有用とは見なされない変数は、「非表示」に設定します。
    • 表示 - 変数は、「パラメトリックセルを配置」ツール設定内、および配置したセルの選択時に「プロパティ」ダイアログボックス内に表示されます。
    • 非表示 - 変数は、「パラメトリックセルを配置」ツール設定で非表示になります。また、配置したセルを選択したときに、「プロパティ」ダイアログボックス内で非表示になります。
「プロパティ」>「変差」 選択した変差の説明と変数値が表示されます。選択した変差には任意の目的の説明テキストを入力することができます。
ローカル変数のポップアップメニュー ローカル変数を右クリックすると、ポップアップメニューが開きます。ポップアップメニューには、次のメニュー項目があります。
  • 名前を変更 - 選択したローカル変数の新しい名前を入力できます。
  • 複製 - 選択したローカル変数の複製コピーを作成します。
  • すべての変差を更新 - すべてのバリエーションに変数の値を適用します。
  • 参照を再マップ - 式で使用されるか拘束またはプロパティに関連付けられる場合は常に、この変数を別の変数に置き換えます。
  • 削除 - 選択したローカル変数を削除します。
変差のポップアップメニュー 変差を右クリックすると、次のメニュー項目があるポップアップメニューが開きます。
  • モデルに適用 - 選択した変差セットの変数値を図面内のモデルに適用します。
  • 名前を変更 - 選択した変差の新しい名前を入力できます。
  • 複製 - 選択した変差の複製コピーを作成します。
  • 削除 - 選択した変差を削除します。
「ファイル」>「インポート」

「変数をインポート」ダイアログボックスを開き、アクティブなモデルへのエクスポートまたは古いフィーチャセルからアクティブなモデルへのエクスポートによって生成された.csvファイルまたは.xlsxファイルから、変数と変差に関する情報をインポートします。

「ファイル」>「エクスポート」 「変数をエクスポート」ダイアログボックスを開き、アクティブなモデルの変数と変差に関する情報を.csvファイルまたは.xlsxファイルにエクスポートします。
キー入力: DIALOG VARIABLES TOGGLE
注記: 要素で参照されている変数を削除しようとすると、「削除を確認」ダイアログボックスが開きます。以下のように、使用可能な別の変数に参照を再マップすることができます。
(なし)を選択する(既定)と、その変数への参照がすべて失われます。