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DEFINE NORTH

「真北」(既定ではデザイン平面のY軸)をデザインファイルの任意の方向に再定義し、精密入力キー入力コマンドと方向の測定値を計算するために使用します。この方向は、角度または寸法をベアリングモードで表示するときに使用されます。また、この方向は、ビューのレンダリング時に「太陽光」の太陽の方向を計算するためにも使用されます。

デザインファイルの中で北を定義するため、デザイン内の2点間の線の、真の方向を知っておく必要があります。2点間の線は、必ずしも北に向く必要はなく、方向がわかっている限り、どの方向に向いていてもかまいません。

たとえば、あるプロパティの断面と接する1つの多角形のデザインがあり、その境界線は任意の回転でデジタイズ化されているとします。また、不動産があり、少なくとも1つの境界線の方角は知っているとします。LABEL LINEキー入力コマンドで正しく境界線を識別するためには、方角のラベルが不動産のラベルと一致するように、「真北を定義」を使用する必要があります。その後、線を既知方向にスナップし、その既知方向を入力(不動産証書から)することによって、マップの座標値を不動産の座標値と合わせることができます。

「太陽光」の北を定義するには、通常「光源マネージャ」ダイアログボックスの「太陽の位置」セクションの設定値を使う方が簡単です。この方法では、北を定義するためのさまざまなオプションが用意されています。