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「Visual SQL Query Builder」ダイアログボックスの「Select」タブ

SQLデータベースクエリのSELECT句を作成するために使用します。このタブは「Visual SQL Query Builder」ダイアログボックスを開くと既定で表示されます。



設定説明
テーブル 「テーブルを選択」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、データベーステーブルの一覧からテーブルを選択してSQLクエリを作成できます。
関数 クエリ値を選択します。

最初の関数(Value of、これは既定です)を除いて、これらの関数はクエリ結果に1つの値を導出します。つまり、最後の5つの関数は集計関数です。集計関数を含んでいるクエリだけがGROUP BY句を持つことができます。集計関数を選択すると、GROUP BY句が「SQL SELECT文」テキストボックスで作成されているクエリに追加されます。

データセットモード オンの場合には、データセットクエリモード操作を選択します。データセットモードはクエリの特別な形式で、クエリ結果にランダムアクセス(データを前方のみに順次表示する方式の反対)ができます。クエリ結果のランダムアクセスは、クエリ結果の各行をフェッチし、そのプライマリキーを一覧に保存することで実行できます。テーブルに「MSLINK」フィールドがあれば、それが既定のプライマリキーになります。テーブルに「MSLINK」フィールドがない場合は、最初の数値フィールドがプライマリキーになります。データセットモードは一意の値の番号フィールドを持つテーブルでのみ機能します。すべてのプライマリキーは属性が取り出される前にフェッチされます。データベースクエリでは、属性だけでなくプライマリキーもフェッチされるので、「データセット」クエリでは通常のクエリよりも完了するのに時間がかかります。特にクエリ結果に多数の行がある場合に時間が長くなります。「戻る」コマンドボタンは、「データセット」モードでのみ使用可能です。

オフの場合には、「カーソル」モードが有効になります。「カーソル」モードは、データベースソフトウェア(OracleまたはODBC)で直接サポートされます。このモードは、データベースに対してクエリを開くと作動します。データベースソフトウェアには後方フェッチがないので、このモードでは「戻る」はサポートされません。「カーソル」モードでは、(「データセット」モードのような)すべてのプライマリキーの値のフェッチは行われないため、「データセット」モードよりも高速です。

開くときにクエリを実行 オンの場合には、フォームダイアログに表示されているフィールドにクエリ結果を入力します。オフの場合には、値のないフィールドが表示されるので値を直接フォームにキー入力(たとえば、「MSLINK」テキストボックスで"> 100"と入力)して新規クエリを実行できます。
重複行なし オンの場合には、クエリは重複行を返しません。
データセットに追記 オンの場合には、以降のクエリ結果は現在のデータベースに追記されます。これは複数のクエリ結果を1つのデータセットとして単一のASCIIテキストファイルに保存するときに役立ちます。

オフの場合には、一番最後に実行されたクエリ結果のみが現在のデータベースとして認識されます。